- 「おさるのジョージ」を教室で実現
-
好奇心を呼び起こせ!
Cultivating Curiosity in Kー12 Classrooms- 価格
- 2,750円(本体2,500円+税)
- 発行年月
- 2020年10月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784794811622
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 源氏でわかる古典常識 改訂版
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2025年04月発売】
- ラトヴィアの図書館
-
価格:2,860円(本体2,600円+税)
【2024年10月発売】
- 令和版 生徒指導・キャリア教育の理論と実際
-
価格:2,860円(本体2,600円+税)
【2025年04月発売】
- トップ1割の教師が知っている「できるクラス」の育て方 新装版
-
価格:2,145円(本体1,950円+税)
【2024年10月発売】
- 「読む力」はこうしてつける 増補版
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2017年12月発売】
[BOOKデータベースより]
好奇心を刺激し、最大限に発揮すれば学びは楽しくなる!子どもと教師に贈る33の画期的方法。
第1章 探究と試行を促進する
[日販商品データベースより]第2章 学習を自立的で苦にならないものにする
第3章 内発的動機づけを取り入れる
第4章 想像力・創造力を強化する
第5章 質問することを支援する
第6章 時間をつくる
第7章 好奇心の環境をつくる
「学校での勉強=嫌なこと、苦しいこと」…このように、「勉強」や「学習」に対してネガティブなイメージを持っている児童・生徒は少なくないのではないでしょうか。そして子どもたちにそのような思いを抱かせてしまっているのは、私たち大人なのではないでしょうか。しかし、新しいことを知る・学ぶのは、そもそも楽しいことであるはずです。本書では、学ぶことを楽しめる児童・生徒を育てるために、人間が本質的に持っているはずの「好奇心」を活用することに着目しています。いわば好奇心のおもむくまま、さまざまなことにチャレンジする「おさるのジョージ」のような学習姿勢を、教室で再現しようということです。
では、どのようにすれば「好奇心に満ちた教室」を実現できるのでしょうか。この問いに答えるには、「どのような学習の文脈をつくり、どのような活動を展開すればよいのか」、「どのような点に留意したカリキュラムを組めばよいのか」、「どのような教室環境を設計すればよいのか」など、さまざまな点を考えなければなりません。本書では、それらを考えるためのヒントとなる「好奇心を活用するための33の方法」が、脳科学や心理学の研究成果を踏まえた上で提案されています。たとえば、その中の一つに「縛られない時間を確保する」というものがあります。ある研究では、学習者が急かされることなくリラックスしているときにこそ、好奇心が解放されて創造性が発揮され、学びが最も進展するという結果が出ているのです。
学習指導要領にも謳われているように、現代はとりわけ探究的な活動が求められています。にもかかわらず実際の教育現場ではそれが十分に実現できていないのが実情です。本書はきっと、「子どもたちがワクワクする授業をしたい」と願う先生方に、たくさんの刺激とヒントを与えてくれるでしょう。そして、先生自身が持っている(であろう)「好奇心」にも向き合うことになるはずです。(いけだ・まさふみ 兵庫教育大学大学院学校教育研究科助教/国語教育学)