心理学から見た社会

実証研究の可能性と課題

誠信書房
安藤清志　大島尚　北村英哉　桐生正幸　山田一成　

• 価格: 2,970円（本体2,700円＋税）
• 発行年月: 2020年09月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784414300185

内容情報

[BOOKデータベースより]

心の科学が明らかにする「私たち」の姿とは？社会的な問題に心の科学が出す「答え」とは？次のステップに進もうとする研究者たちのために、各領域の到達点とこれからの課題を具体的に解説。

１　人間はどのように社会的か？（公正と道徳：モラルサイコロジーへの展開；影響力保持者の認知パターン：影響力の概念と理論；人間‐状況論争は続いている：心理的状況研究の新たな展開を中心に；人間的成長をもたらす感情：感動の適応的機能；多様性を見渡し想定外を減らす：シュワルツ基本価値モデルの活用）
２　社会的要請にどう応えるか？（自制心はなぜ大切なのか：社会生活とセルフコントロール；懐疑と冷笑：オンライン消費者の広告不信；対人関係のダークサイド：ストーキングと悪質クレーマーの分析から；災害時の情報処理：社会心理学からの接近；社会的逆境を乗り越えるイメージの力：イメージを媒介とする心理療法のエビデンスと展開）

[日販商品データベースより]

第一線の研究者たちが、それぞれの研究テーマやスタイルに基づきながら、「社会」というキーワードを共有して執筆した。各領域において示される、到達点と今後の研究課題は、これから研究を始める人や、これまでの研究をさらに展開させたいと考える人にとって、示唆に富み、知的探求心や創造性を刺激するものである。正統的でありながらアクティブであり、心理学最先端のテーマを扱いながら、リーダブルな専門書である。