- 食はイスタンブルにあり
-
君府名物考
講談社学術文庫 2628
- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 2020年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065208366
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[BOOKデータベースより]
六五〇年近くに亘り、栄華を極めたオスマン帝国。東洋と西洋が交差する大帝都・イスタンブルで、人々はなにを食べていたのか。一五〇〇坪の大膳所で二百六十余名のコックが腕を振るったトプカプ宮殿の献立。屈強なるイェニチェリ軍団の、強烈な食い意地―。古料理書や、市場の食材物価表などを辿り、その興亡史を、「食」視点から大胆に考察する。
巻ノ1 古都は食をはぐくむ
[日販商品データベースより]巻ノ2 遊牧の遺産
巻ノ3 ケバブのみがトルコ料理にあらず
巻ノ4 イスタンブルの市場めぐり
巻ノ5 君府料理尽し
巻ノ6 貧者の給食
巻ノ7 トプカプ宮殿の台所
巻ノ8 スルタンの食卓
巻ノ9 祝祭の饗宴
巻ノ10 「土」風から「洋」風へ
かつて650年近くに亘り、栄華を極めたオスマン帝国。
東洋と西洋、イスラムとキリスト教という文明と宗教の交差が生み出した
大首都・イスタンブルで、当時、人々はなにを食べ、どんな暮らしをしていたのか?
1500坪の台所で260余名のコックが、年に600万円予算で贅を尽くしたトプカプ宮殿の献立。
食事が足りないと鍋を投げて暴動を起こした、屈強たるイエニチェリ軍団の食い意地。
施しこそ敬虔な信仰の証、と貧者への給食すら豊かだったこの帝国を、
当時の料理書や、市場で売られた食材物価表までたどって、細やかに検証。
オスマン帝国の興亡を「食」で大胆に考察する。
目次
巻ノ一 古都は食をはぐくむ
巻ノ二 遊牧の遺産
巻ノ三 ケバブのみがトルコ料理にあらず
巻ノ四 イスタンブルの市場めぐり
巻ノ五 君府料理尽し
巻ノ六 貧者の給食
巻ノ七 トプカプ宮殿の台所
巻ノ八 スルタンの食卓
巻ノ九 祝祭の饗宴
巻ノ十 「土」風から「洋」風へ
学術文庫版あとがき
今でも、トルコ語で「大鍋を覆す」といえば反乱を起こすことを指すが、事態がそこまでいかなくとも、俸給支払いの日のスープをイェニチェリたちが飲むのを拒むとなれば、帝都の騒擾につながりかねず、下手をすれば当面の政権の担当者たる大宰相の首が文字通り飛んでしまう。トプカプ宮殿の中庭でのイェニチェリへのスープの振舞いは、(略)、一大国事でもあった――― 巻ノ八 スルタンの食卓より
本書の原本は、1995年、NTT出版より刊行されました。