- 企業中心社会を超えて
-
現代日本を〈ジェンダー〉で読む
岩波現代文庫 学術422
- 価格
- 1,628円(本体1,480円+税)
- 発行年月
- 2020年08月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784006004224
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[BOOKデータベースより]
企業中心社会、それは大企業の利害が最も優先される社会である。長時間労働、過労死、福祉の貧困…。戦後の社会政策論は繰り返し企業中心社会の弊害を指摘してきたが、そこでは女性と男性が直面する現実の違いが意識されていなかった。大企業中心の社会が作り出す歪みと痛みを、ジェンダーの視点から捉え直した先駆的著作。第一三回山川菊栄賞受賞。
第1章 企業中心社会の変革のために―いま必要な視角(生活大国五か年計画の不人気をさぐる;いま必要な視角はなにか)
[日販商品データベースより]第2章 企業中心社会の労働とジェンダー(性別賃金格差と性別分離の指標;性別賃金格差と性別分離の理論;パートタイマー化と性別分離;下請制と性別分離;無収入労働におけるジェンダー関係)
第3章 企業中心社会の再編―産業構造の変動とジェンダー関係(二つの女子労働論から;産業別雇用構造の再編と性別・年齢階層;職業構造の変化と性別・年齢階層;雇用の女性化に見る日本の特徴)
第4章 企業中心社会の総仕上げ―「日本型福祉社会」政策の展開(社会保障制度の「基本的骨格」をめぐって;企業中心社会と社会保障制度の形成;一九八〇年代の社会保障制度「再構築」―企業中心社会の総仕上げ;結論―会社人間にさようならするために)
付論 社会政策の比較ジェンダー分析とアジア(「現代日本社会と女性」;社会政策のジェンダー・バイアス;社会政策の比較ジェンダー分析;開発とジェンダー)
企業中心社会、それは大企業の利害が個人や社会の利益よりも優先される社会である。長時間労働、過労死、福祉の貧困……。戦後の社会政策論は繰り返し企業中心社会の弊害を指摘してきたが、そこでは女性と男性が直面する現実の違いが忘れられていたのではないか。大企業中心の社会が作り出す歪みと痛みを、ジェンダーの視点から捉え直した先駆的著作。