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[BOOKデータベースより]
第1部 清水邦夫の登場(「署名人」から「狂人なおもて往生をとぐ―昔僕達は愛した」へ;初期の戯曲―「署名人」「明日そこに花を挿そうよ」「逆光線ゲーム」「あの日たち」)
[日販商品データベースより]第2部 清水邦夫の戯曲“愛”の三部作(「弟よ―姉乙女から坂本龍馬への伝言」(一九九〇年);「哄笑―智恵子、ゼームス坂病院にて」(一九九一年))
第3部 一幕物の劇世界を語る(『署名人』から始まる清水戯曲の魅力について(一九五八年);「エレジー―父の夢は舞う」(一九八三年);『楽屋』の虚構性―その謎を解く(一九七七年);「ぼくらは生まれ変わった木の葉のように」(一九七二年);「昨日はもっと美しかった」とは何か(一九八二年);「イエスタディ」(一九九六年);女優 松本典子)
久保栄が亡くなった1958年に、清水邦夫と福田善之がデビュー。久保栄や村山知義たちが切り開いた輝かしいリアリズム演劇の時代に反旗を翻す若い劇作家の登場であった。以後、半世紀にわたって展開された清水邦夫の劇世界をひも解いていく。
「木冬社で舞台化された清水戯曲は、可能な限りみた。そしていつも心豊かにしてくれた。ほとんど落胆したことはなかった。これは稀なことである。いつも松本典子のあの声とセリフと身体がなくては、清水邦夫の世界は完結しないような想いを抱かせた。それは清水戯曲の女性は、松本典子に宛ててかかれているからだ。こんな幸せな女優は他にいないだろう。」(著者)