- 日本の修史と史学
-
歴史書の歴史
講談社学術文庫 2623
- 価格
- 1,221円(本体1,110円+税)
- 発行年月
- 2020年08月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065206461
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[BOOKデータベースより]
『古事記』、『日本書紀』にはじまり明治政府の歴史編纂事業にいたるまで、およそ一三〇〇年以上にわたってこの国ではさまざまな歴史書が編まれてきた。五十を超える歴史書の特色を明快に紹介しつつ、歴史叙述の変遷の軌跡をあざやかに描き出す。六国史研究の大家であり、戦後日本史学の礎を築いた著者による、第一級の史学入門!
1 政府が歴史を編修した時代(歴史書のめばえ;『古事記』と稗田阿礼;『日本書紀』の立場;いわゆる六国史;この時代の歴史の学問;歴史編修の中絶)
[日販商品データベースより]2 物語風歴史と宗教的史論の時代(世継とかがみ;史論のはじめ;軍記物語;神道説と史論;正統的な史書)
3 歴史の学問的研究の芽ばえた時代(幕府の歴史編修;水戸藩の『大日本史』;書紀の儒学者の業績;新井白石;国学者の古代研究)
4 歴史学の成立した時代(公私の修史事業;史学の研究とその施設;史観の変遷)
現存する最古の歴史書『古事記』、『日本書紀』にはじまり、『大鏡』などの「鏡物」、『平家物語』などの軍記物語、鎌倉幕府による『吾妻鏡』や江戸幕府の『本朝通鑑』、『徳川実紀』、水戸藩が編纂した『大日本史』、そして『大日本史料』をはじめ現在まで続くものもある明治政府の歴史編纂事業にいたるまで、この国では1300年以上にわたってそれぞれの時代に、さまざまな人々の手で歴史書が編まれてきました。これらの編纂にあたった人々は、どのような目で歴史を眺め、そしていかなる態度で歴史を書いたのでしょうか。歴史に向き合う姿勢はどのような変遷を遂げてきたのでしょうか。
本書は、古代から現代にいたる歴史書を、時代を追って50以上にわたって取り上げ、それぞれの成立事情や特色を平易に解説したものです。歴史叙述の変遷の軌跡から、この国の歴史そのものが照らし出されます。
六国史研究の大家であるとともに、東京大学史料編纂所所長をも務め自身も史料の編纂に携わった、戦後の日本史学の礎を築いた著者が贈る、第一級の史学入門! (原本:至文堂、1966年)
【本書で取り上げられている主な歴史書】
『帝紀』、『旧辞』、『古事記』、『日本書紀』、『日本後紀』、『続日本後紀』、『類聚国史』、『日本紀略』、『本朝世紀』、『扶桑略記』、『栄花物語』、『大鏡』、『今鏡』、『水鏡』、『増鏡』、『愚管抄』、『将門記』、『陸奥話記』、『平家物語』、『保元物語』、『平治物語』、『太平記』、『梅松論』、『釈日本紀』、『神皇正統記』、『吾妻鏡』、『百錬抄』、『六代勝事記』、『五代帝王物語』、『元亨釈書』、『善隣国宝記』、『本朝通鑑』、『寛永諸家系図伝』、『武徳大成記』、『東武実録』、『武徳編年集成』、『御撰大坂軍記』、『寛政重修諸家譜』、『徳川実紀』、『続徳川実紀』、『後鑑』、『大日本史』、『中朝事実』、『武家事紀』、『藩翰譜』、『読史余論』、『古史通』、『史疑』、『折焚く柴の記』、『続史愚抄』、『野史』、『大勢三転考』、『古事類苑』、『大日本史料』など。