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[BOOKデータベースより]
リベラリズムは終わらない。道徳的価値への献身、他者に対する寛大さと慈善、社会の連帯への寄与―人種や性の差を問わないリベラリズムとは?古代ローマから現代に至るリベラリズムの展開を、イギリス、フランス、ドイツ、アメリカを主たる舞台として描き出す。詳細な訳者解説付き。
第1章 リベラルであるとはどんな意味か―キケロからラファイエットまで
[日販商品データベースより]第2章 フランス革命とリベラリズムの起源 一七八九‐一八三〇年
第3章 リベラリズム、デモクラシー、現れ始めた社会問題 一八三〇‐四八年
第4章 「徳性」という問い
第5章 カエサリズムとリベラル・デモクラシー―ナポレオン三世、リンカン、グラッドストンおよびビスマルク
第6章 教育を世俗化するための闘い
第7章 二つのリベラリズム―新旧
第8章 リベラリズムはアメリカ的信条となった
「リベラル」なリベラリズムの再生に向けて。
近年、リベラリズムに対する脅威が、世界中で日増しに高まりを見せているなか、「ポピュリズム」とは何を意味するのかに多大なる関心が注がれるようになってきた。しかし、「リベラリズム」とは何を意味するかについては、それに比すべき研究はなされていない。リベラリズムを擁護する本や、攻撃する本はいくらでもあるが、奇妙なことに、そもそもリベラリズムはとはいったい何なのかに関する合意は、ほとんど存在しない。現在のアメリカなど、今日リベラル・デモクラシーが直面しているいくつもの危機に共に立ち向かうために必読の一冊である。