陸上植物の形態と進化

裳華房
長谷部光泰　

• 価格: 4,400円（本体4,000円＋税）
• 発行年月: 2020年07月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784785358716

内容情報

[BOOKデータベースより]

植物進化の新しい体系を構築すべく、現生植物のゲノム生物学、細胞生物学、発生学、形態学の知見に古生物学の知見を融合し、陸上植物全体について系統樹に基づき、包括的に形態と進化を議論した。４０ページ以上にわたる口絵など、多数のカラー写真と図を掲載した。登場する植物名一覧を巻末に掲載した。

植物と陸上植物の定義
膈膜形成体植物
陸上植物の多様性：ヒメツリガネゴケとシロイヌナズナの比較
陸上植物の系統と共通祖先の形態
膈膜形成体緑藻類から陸上植物への進化
コケ植物の進化
維管束植物の進化
小葉植物への進化
シダ植物と木質植物の共通祖先の進化
シダ植物
木質植物
前裸子植物
シダ種子類
原生種子植物の共通祖先
原生裸子植物への進化
被子植物の進化

[日販商品データベースより]

陸上植物の代表的な群でのゲノム解析が進展し、それらの比較から、陸上植物の四群（種子植物、シダ植物、小葉植物、コケ植物）では、それぞれ発生様式とその遺伝子制御ネットワークが大きく異なっていることがわかってきた。
　本書ではこれらの成果をもとに、植物進化の新しい体系の構築を試みた。現生植物のゲノム生物学、細胞生物学、発生学、形態学の知見に古生物学の知見を融合し、陸上植物全体について包括的に形態と進化を議論した、世界に類を見ない教科書と言える。