[BOOKデータベースより]
保守の星は“ヒーロー”か“ぺてん師”か。見城徹、花田紀凱、小林よしのり、西尾幹二、藤岡信勝らが実名証言。「ニューズウィーク日本版」大反響特集に大幅加筆。本人独占インタビュー5時間半。本人が初めて語った「百田尚樹現象」の“本質”とは?
第1部 2019 モンスターの現在地(ヒーローかぺてん師か;彼らたちの0;敵を知れ;憤りの申し子;破壊の源流)
第2部 1996 時代の転換点(「自虐史観」の誕生;転身―藤岡信勝と教師たちの「当事者運動」;ポピュラリティー―小林よしのりを貫くもの;「一匹」の言葉―西尾幹二とその時代;分水嶺―『戦争論』が残したもの)
百田尚樹は“ヒーロー”か“ぺてん師”か
“安倍政権に最も近い作家”といわれる百田尚樹氏は、なぜ賛否両論を巻き起こしながら日本中の注目を集めるのか?
気鋭のノンフィクションライターが本人に5時間半の独占取材。見城徹氏、花田紀凱氏らキーパーソンの証言から、現象の本質に迫る。
「新しい歴史教科書をつくる会」の西尾幹二氏、藤岡信勝氏、小林よしのり氏への徹底取材から見えた右派論壇の断絶とは?
――共同通信、東京新聞、群像、婦人公論、Honzなど書評続々。
●ブレイディみかこ氏(ライター・コラムニスト)
「書かれなければならない作品が、読まれなくてはならない時に出て来た」
●田原総一朗氏(ジャーナリスト)
「同調圧力が強い中で、度胸のあるやり方だと思う」
●塩田武士氏(小説家)
「氏の気骨に脱帽する。作品を貫くしぶとい取材は、思考の海深く潜ろうとする強い意志の表れだ」
●斎藤美奈子氏(文芸評論家)
「この本が他の右派批判本と一線を画しているのは(中略)『自虐史観』『反日』『愛国』の発信元である人々に直接取材している点なのだ」
●與那覇潤氏(歴史学者)
「私たちの前に垂れ込める暗雲にこそ、本書は光を当てている」