- 2030年日本の針路
-
デジタル×地方が牽引する
- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2020年06月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784822288884
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[BOOKデータベースより]
会津若松市で実証された「成功の方程式」がこの1冊に―QoLエコノミーの台頭で地方の価値が解き放たれる!
第1章 地方部が抱える深刻な課題―データで見る都市と地方の厳しい現実
[日販商品データベースより]第2章 首都圏が抱える一極集中の弊害―東京の未来は意外に「安泰」ではない
第3章 AI時代の雇用と地方格差―給料が上がる仕事、下がる仕事、消える仕事
第4章 地方活性化に向けた一筋の光明―デジタルで可能になった新しい生き方と価値観
第5章 地方創生を後押しする最新テクノロジー―「AI」「IoT」「xR」「ブロックチェーン」「5G」
第6章 地方再興を実現するための7つの提言―地方創生を目指す、すべての人へ
第7章 各都市の価値をどうやって向上させるか―内在価値創出と戦略的連携の具体的方法
第8章 インフラ運営・サービスコストの徹底削減―三重苦を乗り越えるデジタルの知恵
第9章 地方再興の実現に向けた具体策―住民・観光客・企業をいかに誘致するか?
おわりに 地方創生を実現するための最大の課題―人材
GDPからQoL(クオリティ・オブ・ライフ)へ、価値観の転換で地方はよみがえる
■私たちが今、思考すべきは「ポスト・コロナ(コロナ後)」の世界における新たな価値観や常識だ。これを機に、社会のデジタル化が一層加速し、テレワークや在宅医療、遠隔教育などが定常化すれば、地方社会にとっては大きな恩恵となるだろう。同様に、平常時では一定の時間がかかる「ニュー・ノーマル」へのシフトが、一気に進む可能性もある。(中略)誰もがどこからでも仕事をこなせる社会を経験した後、都市、および職場という「場」の持つ本質的な意味合いとは何なのか。大都市であれ、地方であれ、再考を迫られている。物事の本質的な価値や意味合いの変化と、「ポスト・コロナ」時代の世界のあり方に関して、真剣に検討を始める時が来た。(本書『はじめに』より)
■日本の各地方が、内在的な価値を発掘し、個性を極めていくことは、企業・住民に選ばれ、生き残るために必要な要素の一つだ。人口が減少する中、多様化するニーズに大都市とは異なる独自性で応えられなければ、地方に経済と人の流れを取り戻すことはできない。しかし、「収入ではなく働きがい」「都心ではなく地方」を選ぶQoLエコノミーの台頭の兆しとも言える価値観が生まれてきている。GDP的価値が中心だった時代は都市が強かったが、QoL的価値を取り入れれば、地方でも十分差別化が可能で、人を呼び込むことができるだろう(第7章『各都市の価値をどうやって向上させるか』より)。