- 在庫状況:在庫あり(1〜2日で出荷)
- 大人につきあう子どもたち
-
子育てへの文化歴史的アプローチ
越境する認知科学 4
- 価格
- 3,520円(本体3,200円+税)
- 発行年月
- 2020年05月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784320094642
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 子どもの発達とことば
-
価格:1,760円(本体1,600円+税)
【2018年05月発売】
- 教育・保育・子育て支援のための発達臨床心理学
-
価格:2,860円(本体2,600円+税)
【2015年04月発売】
- はじめてのアクティブ・ラーニング!英語授業
-
価格:2,090円(本体1,900円+税)
【2015年12月発売】
- 主体的・対話的で深い学びを実現する!小学校外国語『学び合い』活動ブック
-
価格:2,156円(本体1,960円+税)
【2019年03月発売】
- 伝記ジェームズ・ギブソン
-
価格:5,170円(本体4,700円+税)
【2006年11月発売】
[BOOKデータベースより]
子どもは大人につきあっている?子どもにとって「子育て」とは何?子どもは「いま自分は子育てされている」と思っている?大人と子どもの相互行為から見いだす、子どもの有能さ。
第1章 子どもは大人につきあっている?
[日販商品データベースより]第2章 子どもと大人の協働をどのように理解するか
第3章 子どもによる家族会話の組織化
第4章 子育て実践への文化歴史的アプローチ
第5章 保育実践における空間と時間の秩序形成
第6章 保育を遊ぶ子どもたち
第7章 子どもにとって、子育てとは何か
本書は,大人が子どもを育てる家庭や保育園といった制度の枠内で展開される多様な子育て活動を取り上げ,その対象としての当の子どもがそうした活動にどのように参加しているのかという問いを検討する。
活動対象としての子どもには,「無能」であるという前提が要請される。しかし,人間の知的な有能さを明らかにしてきた認知科学や近接する社会科学に立脚すれば,そうした子どもにおいてもある種の有能さを見いだせるだろう。実際,子育て活動の遂行とは,有能な子どもと大人による見事な協働作業なのである。
具体的に取り上げるのは,家庭での家族間会話,保育園での「ご挨拶」や「お誕生会」といった実践である。分析されるのは,どこにでもある,日常的な,子どもと大人による些細な相互行為だ。本書では,社会学における会話分析という方法論を採用し,人々の協働の具体的な姿を描き出す。同時に,心理学における文化歴史的アプローチから,そうした協働を可能にする諸条件やそこから生起する人々の精神発達を描くための理論的な見通しを与える。
子どもにとって,子育てとは何なのか?