- 国富論 下
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講談社学術文庫 2563
An Inquiry into the Nature and Causes of the Wealth of Nations- 価格
- 2,409円(本体2,190円+税)
- 発行年月
- 2020年05月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065190937
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【2002年04月発売】
[BOOKデータベースより]
近代経済学・社会思想史上の最重要古典『国富論』(一七七六)が、扱う主題は多岐にわたる。分業、貨幣、労働、利子、市場、国家間貿易、国家・社会の発展段階、助成金、植民地、重商主義、重農主義、国防費、公共事業、教育、税金、独占、公債…。真に豊かな国家を実現するための方策を徹底的に探究した本書の提言は、現代においても有効である。
第4編 政治経済学の体系について(つづき)(助成金について;通商条約について;植民地について;重商主義の体系にかんする結論;重農主義の体系、すなわち、土地の生産物がすべての国にとって唯一の主要な収入や富の源泉であると主張する政治経済学の体系について)
[日販商品データベースより]第5編 統治者または国家の収入について(統治者または国家の経費について;社会の一般的または公共的な収入の源泉について;公債について)
『国富論』1776年に出版されたアダム・スミスの『道徳感情論』(講談社学術文庫)とならぶ主要二大著作のひとつです。近代経済学の嚆矢とされ、社会思想史上の最重要古典でもあります。『国富論』の取り扱う主題は、多岐にわたり、
分業の役割、
貨幣の特徴、
労働と利子についての考察、
国家間貿易の意味、
国家社会の発展段階とその特徴、
分業と製造業の発展の関係、
国家における軍隊の維持、
道路、港湾、運河などのインフラストラクチャーの整備と維持、
税金の種類と意味、
会社による独占の問題、
重商主義と重農主義の検討、
公債についての考え方、
などなどです。
かつては、市場という「神の見えざる手」に委ね「レッセフェール(自由放任主義)」で、経済は自然と最善へと向かうと主張した書物と受け取られてきました。
しかしそのような読み方は単純にすぎます。
昨今の研究ではスミス『道徳感情論』とあわせて読むことで、真に国家が豊かになることの哲学を探究しています。