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[BOOKデータベースより]
46歳でつかんだ悲願の初タイトル。自戦記編13局、解説編49局。木村一基が歩んできた道をたどる、珠玉の62局を収録。
第1部 自戦記編(第39期王位戦挑戦者決定リーグ白組(平成10年3月30日)村山聖九段の絶局―対 村山聖八段;第14期竜王戦挑戦者決定三番勝負第1局(平成13年9月1日)五段で挑戦者決定三番勝負に進出 そこで起きた事件―対 羽生善治四冠;第33期新人王戦決勝三番勝負第3局(平成14年10月11日)六段で初優勝―対 鈴木大介七段;第18期竜王戦七番勝負第1局(平成17年10月25、26日)タイトル戦の初舞台を踏む―対 渡辺明竜王;第66期A級順位戦(平成19年8月1日)A級の初舞台―対 藤井猛九段 ほか)
[日販商品データベースより]第2部 棋譜解説編(第69期棋聖戦一次予選(平成9年5月14日)デビュー戦は攻めて勝つ―対 池田修一六段;第70期棋聖戦二次予選千日手指し直し局(平成10年9月14日)受け師の片鱗―対 真部一男八段;第57期順位戦C級2組(平成10年12月15日)攻め駒を責める―対 沼春雄六段;第49期王将戦一次予選(平成11年3月12日)手に汗握る終盤の攻防―対 真田圭一六段;第58期順位戦C級1組(平成11年8月24日)技の掛け合い勝負を制す―対 中田功六段 ほか)
「百折不撓」――何度失敗しても信念を曲げないこと。本書は46歳、7度目の挑戦で悲願の初タイトルを獲得した木村一基王位の実戦集です。
[第1部 自戦記編]では将棋の詳しい内容だけでなく、「順位戦の大変さは分かっていたつもりでしたが、A級の根性を教えられた」(対藤井猛九段戦)、「局後の感想戦では、これまで応援してくれた人の顔が脳裏に浮かび、不覚にも涙が……」(対深浦王位戦)、「タイトルが自分には縁のないもののように思えた」(対羽生王位戦)など、普段は見せない胸の内を正直に明かしています。
また[第2部 棋譜解説編]では、弟子の高野智史五段が解説を担当。「▲4九歩の先受けが印象的。受け師の片鱗が垣間見える」、「△7一角に始まり、要所での正確な受けが師匠らしい」、「中盤の△3三玉、あの一手を見ただけで誰の将棋か分かる」など、木村王位を誰よりも知る棋士の一人として、その魅力を余すことなく伝えています。
自戦記編13局のうち5局が敗局なのは実戦集としては珍しいことですが、どの将棋も歯を食いしばって戦ってきた意味のある軌跡です。ぜひ、将棋盤に並べて鑑賞していただきたいと思います。