[BOOKデータベースより]
ニッポンの加害者家族バッシング。家族は自死にまで追い詰められる。これは、西欧諸国には存在しないこの国特有の現象だ。何故か!!その理由は、海外にはない「世間」があるからだ。本書はその構造を解析し、新たな解決の道筋を提示する。
第1章 ニッポンにしかない「世間」―世間学の概要(「世間」と社会の二重構造が生まれた;思考の「コペルニクス的転回」を ほか)
第2章 親(家)は責任を取れ―ニッポンにおける“近代家族”の不在(“近代家族”とはいったい何か;ニッポンにおける「家」制度の刻印 ほか)
第3章 安全・安心の国ニッポン―同調圧力のつよさとケガレ(「法のルール」を陵駕する「世間のルール」;ニッポンの防犯のメカニズム ほか)
第4章 死んでお詫びします―「高度な自己規制」の異様さ(自殺にまで追いこまれる加害者家族;なぜ、田口淳之介さんは土下座したのか ほか)
欧米(特にキリスト教国)では、加害者家族がバッシングされることはあり得ない。何故、日本では加害者の家族が世間からバッシングを受け、時には自死に至るまで責められるのか。本書では世間学の観点に立ち、加害者家族へのバッシングの構造を、
@「世間」の構造
Aなぜ、〈近代家族〉が定着しなかったか
Bなぜ、犯罪率が低いのか
Cなぜ、自殺率が高いのか
という角度から解き明かし、その背後にある、ニッポンの「世間」の閉塞感・息苦しさ・生きづらさを解除するための手がかりを探る。
なぜ加害者家族が自殺しなければいけないのか?
欧米には存在しない日本特有の概念「世間」に抵抗できない真因を追究!
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