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[BOOKデータベースより]
私たちを魅了する地上の楽園バリそして沖縄の約100年にわたる観光と宗教の「合理化」の過程を、「歩く者」の立場から叙述・理解し、観光宗教論のオルタナティヴを探究する。
序論 問題と方法
[日販商品データベースより]第1部 理論的枠組みの検討(歴史の叙述と合理化の探求;合理化しリスク化する現代社会;島嶼の楽園観光地の構造的特徴)
第2部 パリの一〇〇年を振り返る(植民地状況下での楽園観光地化;未完の企てとしての宗教合理化;現代パリの観光・宗教・リスク)
結論 パリの観光と宗教の関係性
補論 沖縄の一〇〇年を振り返る―地上戦の煉獄から観光の楽園へ
本書は、インドネシアのバリ社会の過去およそ100年の観光と宗教の関わり合いとその展開を、「合理化」を切り口に考察しようとする研究であり、この本論に加え、沖縄の観光と宗教の関係に関する考察を補論として付したものである。
本研究では、ヴェーバーの合理化論から再帰的近代化論・リスク社会論までを再整理することを通して、この複合的な合理化を主題化するための理論的枠組みを獲得する(第一部)。とともに、バリの過去100年の合理化過程の基軸の部分を観光と宗教の合理化の関係に見出し、これを記述的に理解しようとする(第二部)。いわばギアツのバリ宗教合理化論を換骨奪胎し、ヴェーバーとも異なる新たな合理化論の枠組みでもって、バリ社会の現在にいたる合理化の主要部分を観光と宗教の関係に焦点を当てて再把握すること、そしてその枠組みを踏まえつつ沖縄の事例についても補足的に考察すること、これが本研究の主題である。
(「序論」より)