- ガリレオの求職活動ニュートンの家計簿
-
科学者たちの生活と仕事
講談社学術文庫 2611
- 価格
- 1,221円(本体1,110円+税)
- 発行年月
- 2020年03月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065191538
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[BOOKデータベースより]
「科学者」という職業が成立する一九世紀はじめまで、研究者の生活は厳しいものだった。パトロンを探しては売り込んだダ・ヴィンチ(一四五二〜一五一九)、聖職を本業にしたコペルニクス(一四七三〜一五四三)…。求職、突然の解雇、ライバルとの学説論争、発明の先取権争い、師弟の確執。天才たちの波瀾万丈な生涯を通して、西洋科学の歴史を堪能する!
第1部 パトロンに仕える科学者たち(ルネサンス期の科学者たち;数学者たちのなりわい;天文学の開拓者 ほか)
[日販商品データベースより]第2部 パトロンから独立する科学者たち(活動拠点は学会;フック(一六三五〜一七〇三);ニュートン(一六四二〜一七二七))
第3部 職業科学者への道(科学者たちの職業;王立研究所)
科学史に残るすべての発見は、科学者たちの営々たる努力の賜物といえます。
しかしその業績は知られても、彼らの人となりは、なかなか表に出てきません。
中でも16世紀から17世紀初頭、「科学者という職業」がまだ存在しなかった頃、
天才科学者といえども暮らしは楽ではありませんでした。
パトロンを探しては自薦状で売り込んだダ・ヴィンチ(1452−1519)やガリレオ(1564−1642)、医師と聖職を副業にしたコペルニクス(1473−1543)、放浪の科学者という異名をとったパラケルスス(1493-1541)……。
17世紀に入り、パトロンの庇護性が薄れてくると、莫大な遺産で暮らしたネーピア(1550 -1617)や旧貴族に生まれたデカルト(1596−1650)といった好事家貴族や資産家研究者が目立つようになるものの、
発明権利の先取権争い、師弟の確執、学者同士の決闘など、研究生活は想像以上に波乱に満ちていました。
本書は天文学、数学、物理、医学の分野で名を響かせた有名科学者たちの<生活の糧>を入り口に、
どんな家庭に生まれ、いかにして科学者の道に入ったのか?
パトロンとの関係は?
歴史の激流に飲まれた時、どう身を処したか?−ーなど、
科学者が職業人として市民権を獲得するまでの前史を、
業績ではなく、彼らの「人生」というユニークな視点から辿ります。
本書の原本は、2000年8月、中公新書より刊行されました。