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- エドガー・アラン・ポー
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極限の体験、リアルとの出会い
関西学院大学研究叢書 第220編
- 価格
- 3,520円(本体3,200円+税)
- 発行年月
- 2020年03月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784788516694
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【2017年06月発売】
[BOOKデータベースより]
境界を超えて“リアル”に触れる。ポーの描く恐怖はなぜ今なおわれわれに響くのか、その本質はどこにあるのか。分身物語、庭園幻想、宇宙論などをとおして、その核心に迫る。
第1部 自己と分身(分身と死―「ウィリアム・ウィルソン」と「群集の人」;都市の欲望―「群集の人」と探偵小説の誕生)
[日販商品データベースより]第2部 破滅へと誘う力(黒猫の棲む領界;生を破壊する力―「告げ口心臓」における不安のありか;フィードラーの“暗黒の力”再考―ポーと悪の問題)
第3部 生のなかの死、死のなかの生(妖精のカヌー、地の精の城―ポーの幻想の風景;ポーにおける“生きられる時間”;死なない身体の喜劇―ポーにおける笑いと不気味なもの)
第4部 宇宙へ向かう想像力(『ユリイカ』における限界の思考―科学の言説と詩の言語;空飛ぶ時代の墜落の夢想―「ハンス・プファールの無類の冒険」)
第5部 無気味と死をめぐる文化表象(ポーと映画;疫病のナラティヴ―ポー、ホーソーン、メルヴィル)
十九世紀前半の作家でありながら、今なお読者を魅了してやまないエドガー・アラン・ポー。その魅力を、怪奇小説、探偵小説の祖というだけでなく、多様な作品を具体的に取り上げて、常に境界を超出してリアルに出会おうとする現代的作家資質に見出す。
*ベンヤミン、ジラール、バタイユ、ラカンなどを援用して、その現代的魅力の根源を探る。
*ヒッチコック、フェリーニなどの映画原作が使われたポーの映像的魅力にも迫る。