- 三島由紀夫
-
- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2020年02月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784389421977
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[BOOKデータベースより]
三島由紀夫(一九二五〜一九七〇年)は大正末年に生まれ、昭和の三分の二ほどの時間を駈けぬけるように生き、多くの作品を遺して壮絶な最期を遂げた。戦中すでに耽美的な少年作家として登場し、戦後は無軌道なアプレ・ゲール世代を代弁する青年小説家としても健筆をふるい、やがて古典主義とロマン主義がみごとに結合した代表作『金閣寺』を発表して、創作活動のひとつの頂点をむかえる。文学者としての華やかな経歴のかたわら、三島はのちに「楯の会」を結成して、自衛隊への体験入隊を繰りかえした。三島がただことばを玩んでいたのではなかったことを、ひとびとは一九七〇年十一月二十五日に知ることとなる。本書は、最後の傑作『豊饒の海』にいたる、主要作品の系列を読みなおすことで、その政治的行動の背後にある、作家・三島由紀夫の生と思考の軌跡をあきらかにする。三島死後五十年を期して上木される、決定版評伝である。
はじめに―三島由紀夫と高橋和巳
[日販商品データベースより]序章 一九七〇年十一月二十五日
第1章 「三島由紀夫」の誕生
第2章 再出発と花形作家への道
第3章 古典主義とロマン主義とのあいだで
第4章 『豊饒の海』、あるいは時間と永遠とのはざま
終章 『天人五衰』、あるいは一九七〇年十一月二十五日ふたたび
三島由紀夫の決定版評伝
「昭和」を駆けぬけるように生きた三島由紀夫。
その政治的行動の背後にある、ひとりの文学者としての
生と思考の軌跡を、現代の読者とともに辿りなおす。
−−三島文学になにを見いだすか、
あるいは、そもそもなにも見いださないのか−−