- 男性性を可視化する
-
〈男らしさ〉の表象分析
神奈川大学人文学研究叢書 44
- 価格
- 3,300円(本体3,000円+税)
- 発行年月
- 2020年02月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784787234650
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 動物×ジェンダー
-
価格:3,300円(本体3,000円+税)
【2024年02月発売】
- グローバリゼーションとモビリティ
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2022年09月発売】
- 有賀喜左衞門
-
価格:2,530円(本体2,300円+税)
【2021年12月発売】
[BOOKデータベースより]
文学や芸術は、「男」をどのように描き出してきたのか―。欧米や中国の映画や文学、芸術、演劇などを男性表象という視点から読み替え、無意識的に/意識的に男性性に規定されて揺らぐ作家や登場人物の多様な“男らしさ”を、彼らが生きた時代と社会に即して析出する。社会のマジョリティと見なされているからこそ、透明人間のように「そこにいる」のに語られることがない男性性を解明する表象分析。
序文 マスキュリニティ、二十世紀、表象
[日販商品データベースより]第1章 表現主義のマチズモとアウトサイダー性
第2章 新しい男の誕生?―ダダにおける「新しい人間」のマスキュリニティ
第3章 洪深のアメリカ留学体験―自伝における人種差別・恋愛、そして演じること
第4章 男らしくない西部劇小説『シェーン』―冷戦期アメリカの核/家族
第5章 「人間らしさ」への道、「男らしさ」への道―ラルフ・エリソン『見えない人間』
第6章 母、マジョリティ、減退する性―ロマン・ガリと男性性
第7章 飛ばなかった王子―マシュー・ボーン版『白鳥の湖』にみる男性性と現代社会
第8章 現代美術にみる狩猟と男性性―おとぎ話文化研究の視点から
「男らしさ」という価値観に縛られてきた男性を、芸術や文学はどのように描いてきたのか。欧米や中国の映画、文学、芸術、演劇を男性表象の視点から読み解き、社会のマジョリティーだからこそこれまで語られなかった多様な「男らしさ」を析出する表象分析。