- 野蛮の言説
-
差別と排除の精神史
春陽堂ライブラリー 002
- 価格
- 2,860円(本体2,600円+税)
- 発行年月
- 2020年02月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784394195016
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[BOOKデータベースより]
人類の長い歴史の中には、他者を蔑視し排除する言葉が常に存在していた。コロンブスの新大陸発見、ダーウィンの進化論、ナチ・ドイツによるホロコースト、そして現代日本における差別意識まで、古今東西の著作を紐解き、文明と野蛮の対立を生む人間の精神史を追う。人間が人間を「野蛮な存在」とみなす言葉がなぜ生み出されてしまうのか、全15回の講義から考える。
イントロダクション 私たちの“闇の奥”
[日販商品データベースより]1 “野蛮”の源流―言語・法・宗教(西洋の“野蛮”観;文明と野蛮の構図;人種差別と奴隷制)
2 啓蒙思想と科学の時代(ナチュラリストと哲学者;展示されたひとりの女性;ダーウィン『種の起源』のインパクト;『人間の由来』と社会ダーウィニズム)
3 植民地主義からホロコーストへ(『闇の奥』と植民地主義;忘却されたジェノサイド;ナチズムの論理と実践;ナチ優生学と安楽死)
4 日本社会の“闇の奥”(近代日本の“闇の奥”―人類館、朝鮮人虐殺、七三一部隊;ヘイトスピーチと相模原事件;“野蛮の言説”とどう向き合うか)
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ブレイディみかこさん推薦!
「21世紀の差別を考えるための思想史講座
進化論の暗部、優生学、能力主義、安楽死、ヘイトスピーチ。
野蛮の言説から広がるトピックのなんと現代的でホットなことか。
人はなぜ差別を合理化できると思うのか。
「文明と野蛮=優と劣」の構図からそれを解き明かす。
移民として欧州に暮らし、時々「見てしまうもの」の正体がクリアになった。」
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人類の長い歴史の中には、他者を蔑視し排除する言葉が常に存在していた。
コロンブスの新大陸発見、ダーウィンの進化論、ナチ・ドイツによるホロコースト、そして現代日本における差別意識まで、
古今東西の著作を紐解き、文明と野蛮の対立を生む人間の精神史を追う。
人が他者を「野蛮なる存在」として見てしまう心理と、その眼差しを生む社会的背景を探る。