地球社会の人権論

芹田健太郎著作集　国際法・国際人権法　第２巻

信山社出版 大学図書
芹田健太郎　

• 価格: 7,150円（本体6,500円＋税）
• 発行年月: 2020年01月
• 判型: Ａ５変
• ISBN: 9784797281828

内容情報

[BOOKデータベースより]

「地球社会の人権論」の誕生と定礎への道のり。「とき」と「ところ」を生きる「人」と「国」を見る具体的人間観・具体的国家観を構築。歴史や先例から人間の知的営為を凝視し、超国家的な、人類の共同意思によって支持される国際法・国際人権法を希求する。

１　国際人権の意義（人権保障の国際義務の成立；国際人権の意義について；国際人権保障―ヨーロッパの視点から“講演録”；（書評）高野雄一著『国際社会における人権』；（書評）土井たか子編『「国籍」を考える』；（書評）久保田洋著『実践国際人権法』；（書評）大沼保昭著『人権、国家、文明』）
２　地球社会の人権（国家主権と人権；国際関係における個人の権利と「人民」の権利；地球社会の人権論の構築―国民国家的人権論の克服）
３　国際連合と世界人権宣言（国連における人権問題の取扱い―世界人権宣言二〇周年テヘラン会議；世界人権宣言採択の経緯と意義―世界人権宣言五〇周年の評価）
４　アジアの人権保障と日本の役割（日本による人権の受容と実施；東アジア人権委員会設立の提案―東アジアにおける国際人権保障制度設立の可能性）
５　国際人権と日本（国際人権規約の意義と日本の批准問題―一九七六年―（講演録）；（座談会）国際人権規約と弁護士実務；七千人を超える指紋押捺拒否者たち―一九八五年；大震災の経験からの提唱「弱者・少数者の幸福はすべての者の幸福」―「最大多数の最大幸福」からの脱却；補章　国際人権規約の意義と国内的効力）

[日販商品データベースより]

「とき」と「ところ」を背景に「人」と「国」を見る、具体的人間観、具体的国家観を構築。歴史や先例から人間の知的営為を凝視し、超国家的な人類の共同意思によって支持される国際法・国際人権法を希求する。第2巻は「国際人権」という言葉だけの一人歩きを脱すべく、「地球社会の人権論」として人権保障を考究し、誕生させ、定礎へと至る道のりを纏めた。論文、書評、講演記録等々収録。