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小型ジェット旅客機からハイブリッド電動航空機の概念設計まで
コロナ社 李家賢一
点
1部 航空機概念設計の詳細―小型ジェット旅客機を例にとって2部 新型航空機に対する概念設計手法の適用―ハイブリッド電動航空機を例にとって3部 航空機システムの考慮付録A 機体に働く揚力と抵抗の推算方法付録B エンジン性能曲線の見積り付録C 表計算ソフトを活用した各種推算支援ツール付録D 加速停止距離の見積り
【書籍の特徴】 本書は、前著「航空機設計法−軽飛行機から超音速旅客機の概念設計までー」の続編です。本書の特徴は、次の3点です。1)前著の概念設計手法を用いて120名乗り小型ジェット旅客機の概念設計を行います。設計に必要な推算支援ツールを提供します。このツールを使うと、任意の乗客数のジェット旅客機の概念設計も行うことができるようになります。2)本書の手法を形態や機能の異なる新型航空機の概念設計に適用する具体例として、近年注目をあびている地球温暖化防止を目指したハイブリッド電動航空機の概念設計法を説明します。3)航空機を作るためには、空調機器等の装備品(航空機システムと呼ばれる)についても把握する必要があります。航空機システムが概念設計結果に与える影響も含めて、その全体像を説明します。【各章について】 本書は、第I部(1章〜6章)、第II部(7章、8章)、第III部(9章、10章)、各章終わりのコーヒーブレイクと付録から構成されています。 第I部では、前著の概念設計手法を用いて、120名乗り小型ジェット旅客機の概念設計を行います。前著の式番号を明記しながら、一歩一歩設計作業を行います。前著を読了していることが前提条件となりますが、設計要求を満たす航空機の機体三面図を描くまでの流れを把握することができます。設計計算のために、読者へ表計算ソフトを活用した推算支援ツールを提供します。第I部の設計例のためにツールに与えた数値は本文中にまとめました。よって、読者は第I部の概念設計作業を実際に行えます。読者の責任の下で、このツールを自由に応用できますので、任意の乗客数のジェット旅客機の概念設計を行えます。この点が、本書の最大の特徴です。 第II部では、本書の概念設計法を機体の形態や機能が異なる航空機に適用します。形態が異なる機体の設計法については、前著の15章で説明しました。この第II部では、機能が異なる航空機の例として、地球温暖化防止につながる電動航空機を取り上げます。この機体は、各所で検討されていますが、まだ機体の概念設計法は確立していません。本書ではジェットエンジンと電動モーターを併用するハイブリッド電動航空機をとりあげ、その概念設計法について説明します。第II部を通じて、通常の航空機との概念設計法の違いについて学べます。 第III部では、航空機システムを取り上げます。航空機システムとは、飛行に必要とされる、例えば空調系統や電気系統など、ハードウェア(装備品)と制御ソフトウェアの総称です。航空機の価値の約1/3は、この航空機システムだと言われています。和書で、航空機設計の視点から航空機システムについて詳述したのは、本書が初めてだと思います。 各章の終わりには前著と同じく「コーヒーブレイク」があります。実際の航空機開発の場面で遭遇するさまざまな話題を取り上げると共に、前著と同様に航空機の運用に関する話題も紹介しました。各章読
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1位
又吉直樹
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2015年03月発売】
一覧を見る
[BOOKデータベースより]
1部 航空機概念設計の詳細―小型ジェット旅客機を例にとって
[日販商品データベースより]2部 新型航空機に対する概念設計手法の適用―ハイブリッド電動航空機を例にとって
3部 航空機システムの考慮
付録A 機体に働く揚力と抵抗の推算方法
付録B エンジン性能曲線の見積り
付録C 表計算ソフトを活用した各種推算支援ツール
付録D 加速停止距離の見積り
【書籍の特徴】
本書は、前著「航空機設計法−軽飛行機から超音速旅客機の概念設計までー」の続編です。本書の特徴は、次の3点です。
1)前著の概念設計手法を用いて120名乗り小型ジェット旅客機の概念設計を行います。設計に必要な推算支援ツールを提供します。このツールを使うと、任意の乗客数のジェット旅客機の概念設計も行うことができるようになります。
2)本書の手法を形態や機能の異なる新型航空機の概念設計に適用する具体例として、近年注目をあびている地球温暖化防止を目指したハイブリッド電動航空機の概念設計法を説明します。
3)航空機を作るためには、空調機器等の装備品(航空機システムと呼ばれる)についても把握する必要があります。航空機システムが概念設計結果に与える影響も含めて、その全体像を説明します。
【各章について】
本書は、第I部(1章〜6章)、第II部(7章、8章)、第III部(9章、10章)、各章終わりのコーヒーブレイクと付録から構成されています。
第I部では、前著の概念設計手法を用いて、120名乗り小型ジェット旅客機の概念設計を行います。前著の式番号を明記しながら、一歩一歩設計作業を行います。前著を読了していることが前提条件となりますが、設計要求を満たす航空機の機体三面図を描くまでの流れを把握することができます。設計計算のために、読者へ表計算ソフトを活用した推算支援ツールを提供します。第I部の設計例のためにツールに与えた数値は本文中にまとめました。よって、読者は第I部の概念設計作業を実際に行えます。読者の責任の下で、このツールを自由に応用できますので、任意の乗客数のジェット旅客機の概念設計を行えます。この点が、本書の最大の特徴です。
第II部では、本書の概念設計法を機体の形態や機能が異なる航空機に適用します。形態が異なる機体の設計法については、前著の15章で説明しました。この第II部では、機能が異なる航空機の例として、地球温暖化防止につながる電動航空機を取り上げます。この機体は、各所で検討されていますが、まだ機体の概念設計法は確立していません。本書ではジェットエンジンと電動モーターを併用するハイブリッド電動航空機をとりあげ、その概念設計法について説明します。第II部を通じて、通常の航空機との概念設計法の違いについて学べます。
第III部では、航空機システムを取り上げます。航空機システムとは、飛行に必要とされる、例えば空調系統や電気系統など、ハードウェア(装備品)と制御ソフトウェアの総称です。航空機の価値の約1/3は、この航空機システムだと言われています。和書で、航空機設計の視点から航空機システムについて詳述したのは、本書が初めてだと思います。
各章の終わりには前著と同じく「コーヒーブレイク」があります。実際の航空機開発の場面で遭遇するさまざまな話題を取り上げると共に、前著と同様に航空機の運用に関する話題も紹介しました。各章読