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- ある外国人の日本での20年
-
外国人児童生徒から「不法滞在者」へ
宇都宮大学国際学叢書 第10巻
- 価格
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発行年月
- 2019年10月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784882867432
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[BOOKデータベースより]
ある日、著者の元に届いた便箋1葉の手紙。その日から始まった「外国人T」との交流。往復書簡に記されていたのは、形容しがたい20年に対する心の叫びだった。―10歳で来日したTは、楽しそうに小学校生活を送っていたという。そんなTが中学校で不登校になり、非行・犯罪に走ったのはなぜか。Tの更生を阻んだものは何か。非行・犯罪の事実はTの人生をどこまで縛ってよいものなのか。本書は、Tという1人の外国人に焦点を当てて、かれの日本での20年を掘り起こす。「外国人児童生徒の転落」と「入管施設での外国人の長期収容」の実態。
第1章 Tの日本での20年
[日販商品データベースより]第2章 不登校、非行、少年院
第3章 実刑判決と「不法滞在」
第4章 行政訴訟―何がどのように裁かれたのか
第5章 長期収容と仮放免制度
第6章 Tの叫び
第7章 Tの「罪と罰の均衡」
宇都宮大学国際学叢書第10巻
ある外国人の日本での20年
―「外国人児童生徒」から「不法滞在者」へ
宇都宮大学国際学部教授 田巻 松雄[著]
家族が暮らす日本にこのまま残りたい
20年日本で暮らしてきた自分に帰る母国はない――
ある日、著者の元に届いた便箋1葉の手紙。
その日から始まった「外国人T」との交流。
往復書簡に記されていたのは、形容しがたい20年に対する心の叫びだった。
10歳で来日したTは、楽しそうに小学校生活を送っていたという。
そんなTが中学校で不登校になり、非行・犯罪に走ったのはなぜか。
Tの更生を阻んだものは何か。
非行・犯罪の事実はTの人生をどこまで縛ってよいものなのか。
本書は、Tという1人の外国人に焦点を当てて、かれの日本での20年を掘り起こす試みである。
「外国人児童生徒の転落」と「入管施設での外国人の長期収容」の実態を、
ある外国人の姿を通して問いかける、宇都宮大学国際学叢書最新作。
A5判上製・206頁