人間本性論 第３巻 普及版

道徳について　
Ａ　Ｔｒｅａｔｉｓｅ　ｏｆ　Ｈｕｍａｎ　Ｎａｔｕｒｅ

法政大学出版局
デイヴィッド・ヒューム　伊勢俊彦　石川徹（哲学）　中釜浩一　

• 価格: 5,830円（本体5,300円＋税）
• 発行年月: 2019年10月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784588121937

内容情報

[BOOKデータベースより]

正義は人為的な徳である。ヒュームは、人が行為の善悪・正邪を判断するのは理性ではなく、道徳的な感情によると考えた。第１巻・２巻で進めてきた人間精神の解明は、この巻で実践的に展開される。

第１部　徳および悪徳一般について（道徳的区別は理性から引き出されるのではない；道徳的区別は道徳感覚から引き出される）
第２部　正義と不正義について（正義は自然な徳か人為的な徳か；正義と所有の根源について；所有を決定する諸規則について；同意による所有の移転について；約束の課す責務について；正義と不正義に関するさらにいくつかの考察；統治の根源について；忠誠の源泉について；忠誠の限界について；忠誠の対象について；諸国民の間の法について；貞淑と慎みについて）
第３部　その他の徳と悪徳について（自然な徳と悪徳の根源について；大いなる精神の性質について；善良さと善意について；自然な能力について；自然な徳に関するさらにいくつかの考察；この巻の結論）

[日販商品データベースより]

ヒュームは、人が行為の善悪・正邪を判断するのは理性ではなく、道徳的な感情によると考えた。第1巻・2巻で進めてきた人間精神の解明は、この第3巻で実践的に展開される。