内山節と読む世界と日本の古典５０冊

農山漁村文化協会
内山節　

• 価格: 2,750円（本体2,500円＋税）
• 発行年月: 2019年10月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784540191497

内容情報

[BOOKデータベースより]

哲学・思想、政治・経済・社会、科学論・技術論・労働論、宗教から唱歌まで、「ローカル」をキーワードに古典と現代を切り結ぶ刺激的な読み方案内。

１　哲学・思想（理性への反抗『シュルレアリスム宣言』（アンドレ・ブルトン著）；近代的観念と虚無『自殺について』（ショウペンハウエル著）　ほか）
２　政治・経済・社会（国家の富と経済学『政治算術』（ウィリアム・ペティ著）；民主的制度下の強権社会『アメリカの民主政治』（アレクシ・ド・トクヴィル著）　ほか）
３　科学論・技術論・労働論（戦後技術者運動とその理論『技術論』（武谷三男著）；物づくりから時間労働へ『科学的管理法』（Ｅ．Ｗ．テーラー著）　ほか）
４　文学・紀行・評伝など（ヨーロッパとは違う個の形成のあり方『近代日本人の発想の諸形式』（伊藤整著）；ロシアの大地への憧れから日本的自然の発見へ『武蔵野』（国木田独歩著）　ほか）
５　宗教・信仰（信じるとは何か『歎異抄』（唯円著）；意味づけされた世界の虚無『チベットの死者の書』　ほか）

[日販商品データベースより]

1960年後半、学生運動の時代に高校生活を送った内山節は、大学に行かず、独学によって哲学を学び、自然と人間の関係、時間や共同体をめぐる独自の思想を構築していった。本書は著者の思想形成とかかわりの深い選りすぐりの50冊を、地域から社会をつくり直すという今日的視点から読み直したものである。哲学・思想、政治・経済・社会、科学論・技術論・労働論、文学・紀行・評伝、宗教と多岐にわたる古典の読書案内であるとともに、内山の読書術や思想の背景を知る手がかりともなる。