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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:3)
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北区の太
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参考にしたい
「時をかける少女」に代表される、初期の頃のファン。最高傑作は「家族八景」から始まる七瀬シリーズと「俗物図鑑」だと思っているが、これには異論のある方もおられよう。非常に多才な人で、作家という分野に留まらず、役者・コメンテータとしても活躍している。この人ももう85歳か、自分も歳を取るはずだなあ。なかなか面白い着想・発想をする人で、生き様を参考にしたいと思っていたので、この1冊はその好機。年を重ねてからも「美学」を語れるような、そんな年の取り方をしたい。書かれていることは首肯出来ることが多い。しかし、一番良いのは、この本を読むことではなく、彼の最新刊を読むことなのだろうな。彼の本から遠ざかって(確か、遠ざかる理由があったと思うのだが忘れてしまった)久しいので、あらためてその後の作品を読んでみようと思う。そうだ、「俺の血は他人の血」も面白かったぞ。
[BOOKデータベースより]
青年、中年からやがて老年へ。人生百年時代にあっても、「老い」は誰にとっても最初にして最後の道行きなのだ。自分の居場所を見定めながら、社会の中でどう自らを律すればいいのか。周囲との付き合い方から、孤独との向き合い方、いつか訪れる最期を意識しての心の構えまで―85歳を迎えた巨匠・筒井康隆が書き下ろす、斬新にして痛快、リアルな知恵にあふれた最強の老年論!
人生の時代区分と老人年齢の設定
「敵」の主人公・渡辺儀助の美学
グランパ・五代謙三の生き方と死
老人が昔の知人と話したがる理由
孤独に耐えることは老人の美学か
ちょいワル老人はなぜか魅力的だ
ご隠居の知恵「愛のひだりがわ」
美しい老後は伴侶との融和にあり
老人が老人であることは悪なのか
「老人は汚い」と言われないために
安楽死など老人の死にかたの問題
老人が死を美的に迎え入れる方法