大江戸趣味風流名物くらべ

平凡社ライブラリー　よー１５ー１

平凡社
吉村武夫　

• 価格: 2,640円（本体2,400円＋税）
• 発行年月: 2019年10月
• 判型: 文庫
• ISBN: 9784582768886

内容情報

[BOOKデータベースより]

明治のなかばに“松本愚想”というひとが、東京の特長のある店や庭園、人物等々を足で探しまわって書き上げた番付に、「維新の頃より明治のはじめ大江戸趣味風流名物くらべ」の一葉がある。対象は浅草、日本橋、上野周辺が多く、必然、当時の江戸時代の趣を残している。この一枚刷を偶然知人から貰いうけた著者は、昭和の時代に十年の歳月をかけて実地検証、はからずも個人の趣味を超えた貴重な記録となった。

うなぎ　〓岸ばし　大國屋
柾目下駄　さかひ町　六門屋
表附　かや町　香取屋
団扇　堀江町　伊せ惣
扇子　寳扇堂
ざしきてんぷら　扇夫
そば　布屋太兵衛永坂更科
ゆかた　竺仙
うづら天ぷら　島むら
あなご天ぷら　中華亭〔ほか〕

[日販商品データベースより]

維新から明治初めまでの東京名物（店、庭園、人等々）の番付札を昭和に現場検証。小沢昭一曰く「手間ひまかけた名本の味」。オリンピックを前に沸く令和の東京にお江戸は如何。