- 贈与論
-
資本主義を突き抜けるための哲学
青土社
岩野卓司
- 価格
- 3,080円(本体2,800円+税)
- 発行年月
- 2019年09月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784791772131

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[BOOKデータベースより]
人間、動物、自然をふくめた世界を互酬的ではない贈与の視点から捉え直すとき、交換や資本の論理にからめとられた世界から解放されるだろう。「ただ与える」の思想が、これまでにない関係性の未来を提示してくれる。
贈与のアクチュアリティ
[日販商品データベースより]贈与にはお返しを!―マルセル・モース(1)
理想と危険―マルセル・モース(2)
ワインとインセスト―クロード・レヴィ=ストロース(1)
クリスマスとハロウィン―クロード・レヴィ=ストロース(2)
贈与のスカトロジー―ジョルジュ・バタイユ(1)
太陽による贈与―ジョルジュ・バタイユ(2)
愛の狂気―シモーヌ・ヴェイユ
贈与は贈与でない!?―ジャック・デリダ(1)
死の贈与―ジャック・デリダ(2)
贈与を哲学すると?―ジャン=リュック・マリオン(1)
贈与としての愛―ジャン=リュック・マリオン(2)
結論にかえて
『借りの哲学』補完計画
中沢新一氏推薦!来るべき贈与論のために
近年贈与が注目されている。マルセル・モースの『贈与論』以来、ベーシック・インカム、臓器提供、自然エネルギー、はては戦争放棄も贈与の一種として現代においてかたちを変え論じられている。互酬的ではない「ただ与える」ことの思想は、行き詰まった資本主義にどのような薬をもたらすだろうか。モースをはじめ、レヴィ=ストロース、バタイユ、ヴェイユ、デリダ、ジャン=リュック・マリオンそして人間中心ではない動物世界における贈与・・・、これら哲学と人類学の議論を基にしてあたらしい贈与の話をしよう。