- 経済的理性の狂気
-
グローバル経済の行方を〈資本論〉で読み解く
- 価格
- 3,080円(本体2,800円+税)
- 発行年月
- 2019年09月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784861827600
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[BOOKデータベースより]
グローバル資本主義の構造と狂気に迫る「21世紀の資本論」
序章 マルクスだったら、グローバル資本主義の行方をいかに分析するか?
[日販商品データベースより]第1章 「運動する価値」としての資本の視覚化
第2章 著作としての『資本論』について
第3章 価値、その表象としての貨幣
第4章 反価値、あるいは減価の理論
第5章 価値なき価格
第6章 技術の問題圏―あるいはマルクス歴史理論再考
第7章 価値の空間と時間
第8章 多様な価値体制の産出
第9章 経済的理性の狂気
終章 資本の狂気に破壊されないために…
グローバル資本主義の構造と狂気に迫る
“21世紀の資本論”
マルクスだったら、
グローバル資本主義をどのように分析するか?
“現代のマルクス”ハーヴェイによるスリリングな挑戦……
(『ガーディアン』紙)
■デヴィッド・ハーヴェイ(序章より)
マルクスが特に関心を寄せたのは、資本主義には強い危機/恐慌の傾向があると思われた、その理由である。 彼は1848年や1857年に恐慌を直接体験したが、これらは、戦争や自然の希少性や不作などといった外的衝撃に起因したものなのか? それとも、破滅的崩壊が不可避となるような資本それ自体の仕組みでも何かあったのか? この疑問は、依然として経済学的探究につきまとっている。
近年の世界金融危機以来、グローバル資本主義が嘆かわしい状態にあって、理解しづらい軌道をたどっていることを考えると、マルクスが何とかして解明せんとしたものを再検討することは、時宜にかなっているように思われる……。