なぜ民主化が暴力を生むのか

紛争後の平和の条件

勁草書房
田中（坂部）有佳子　

• 価格: 4,840円（本体4,400円＋税）
• 発行年月: 2019年08月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784326302819

内容情報

[BOOKデータベースより]

内戦がいったん終結した紛争後社会では、政治的競争を非暴力化するために選挙が実施されることが多い。しかし、その後も政治的暴力はしばしば繰り返されてきた。暴力を統制する国家能力も射程に入れつつ、政治暴力の因果メカニズムを計量分析、ゲーム理論、東ティモールの事例分析で明らかにして、平和の条件を導き出す。

第１章　民主化は暴力を生む？
第２章　先行研究と本書の分析枠組み
第３章　紛争後社会における小規模な政治暴力の発生―政治体制と政治制度が及ぼす影響
第４章　紛争後社会における政治勢力の組織的転換
第５章　紛争後社会における指導者による暴力
第６章　民主化、国家建設、そして暴力

[日販商品データベースより]

内戦が終わって、やっと選挙が実現した。しかし暴力は繰り返される。民主化すればいいわけではない。では他に何が必要なのか？

内戦がいったん終結した紛争後社会では、政治的競争を非暴力化するために選挙が実施されることが多い。しかし、その後も政治的暴力はしばしば繰り返されてきた。暴力を統制する国家能力も射程に入れつつ、政治暴力の因果メカニズムを計量分析、ゲーム理論、東ティモールの事例分析で明らかにして、平和の条件を導き出す。