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- ガンピーさんのサイ
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- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2019年08月
- 判型
- B4
- ISBN
- 9784776409113
[日販商品データベースより]
ガンピーさんがアフリカであったのは、つのをとられ、親をなくしたサイのこども。そこでガンピーさんは……。『ガンピーさんのふなあそび』『ガンピーさんのドライブ』に続く第3弾。
<br>こどもとどうぶつたちをいつも温かいまなざしで見つめ続けた、ジョン・バーニンガムの最後の作品。
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ガンピーさんがジープに乗って、アフリカを旅していると……とてもかなしいものに出会います。母さん、父さんをなくしたサイの子ども。人間が、母さん、父さんサイの、ツノをとったのです。サイの子どもは涙を流しています。サイにミルクをあげ、チャーリーと名付けたガンピーさん。ジープに乗せて、熱い昼間の砂漠を避け、夜中走って……船で家へ連れて帰ることにします。チャーリーは、どんどん大きくなります。たっぷり食べさせるのはたいへんです。ガンピーさんがチャーリーを学校に連れていくと、子どもたちと仲良くなり、チャーリーができる仕事(ついでにお腹も満たす)にありつきます。楽しそうで自由なチャーリー。お茶目なところもあるチャーリー。ガンピーさんの家の暖炉のそばで、ガンピーさんの肘掛け椅子の足元にねそべってくつろぎ……。2019年1月に亡くなったジョン・バーニンガムが、40年前からあたためていた作品。そして最後に描かれた絵本。『ガンピーさんのふなあそび』『ガンピーさんのドライブ』などの一連の名作の最後の本です。つねに子どもと動物にあたたかく、世界をひとまたぎするような広い視野で、子どもの絵本を描いてきたジョン・バーニンガム。大きくて、マイペースで、ちょっと破天荒で、ガンピーさんとしあわせそうに暮らすサイに、願いがこめられているような気がします。「チャーリーがいてくれればなあ」と、本の中で子どもたちが願うとき、ヒーローのように駆けつけるチャーリーの姿は、爽快!つきぬけたやさしさが、絵本から伝わってきます。
(絵本ナビライター 大和田佳世)
「ガンピーさんのふなあそび」「ガンピーさんのドライブ」は、親子で大好きな宝物絵本です。
その続編が、ジョン・バーニンガムさんの遺作となるとは…複雑な気持ちでページを開きました。
そこには、変わらずに優しく、穏やかなガンピーさんの姿が。
ユーモアを忘れず、最後まで絵本を描き続けたバーニンガムさんの姿が見えるようです。
たくさんの素敵な作品をありがとうと、読みながら思いました。(クッチーナママさん 40代・東京都 女の子15歳、女の子12歳、男の子10歳)
【情報提供・絵本ナビ】