- Arts and Media volume 09(2019)
-
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2019年07月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784910067001
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[BOOKデータベースより]
巻頭特集 一九五〇年代のドキュメンタリー映画(ヨリス・イヴェンスのエッセイ映画―『セーヌの詩』から『ロッテルダム・ユーロポート』まで;クリス・マルケルの『シベリアからの手紙』)
[日販商品データベースより]論文(東ドイツの転換期演劇が問いかけるもの;大阪府内における新築建売住宅の住宅広告における和室表現の変遷;ダンス映画における実験性、触感性、痕跡;線路から広がる風景を呼吸する―映像メディアにおける電車の表象;石井光二郎と放送―公共放送NHKと朝日新聞の親和的関係;『SPACY』を再考する―ドゥルーズの「空虚な空間」に依って)
研究ノート(唐十郎解題「ガラス論」;フェリックス・ゴンザレス=トレスに見る「物語」の解体;ベルリンのノイエ・ヴァッヘNeue Wacheが持つ記念碑性の源泉について―内部空間との関わりから;カトマンズ盆地の中庭建築:ネワール建築試論;ルーヴル美術館海外分館政策に関するフランス国内での論争;権力を上演する君主:十六世紀フィレンツェにおけるコジモ一世の婚礼;グスタフ・クリムトの中国美術受容―美術史におけるシノワズリとシノロギーのはざまで)
活動報告(「発酵をよむ」展―制作とコラボレーション)
学生特集(谷川俊太郎氏インタビュー―ことばとアート;小論集・映画鑑賞と上映空間)
ハッシュタグ・プロフ(テクストとしての建築、記憶との対話;She She Popの集団性;美術館、美術システムを政府成長戦略に載せて変革する;震災後の身体)
大阪大学文学研究科アート・メディア論研究室が発行する本誌『Arts and Media』は、アートとメディアの原初の関係に改めて注目し、芸術をもう一度、情報伝達の手段として見てみたい、そんな熱望から生まれた雑誌である。あるいは逆に、現在、情報伝達のツールとして生まれ、活用されている様々な手段が、今まさにアートへと変貌しつつあるその瞬間を切り取ってみたい。
収録される論考は、映画や写真、絵画、建築、文学、マンガ、新聞・ラジオ、演劇、博物館学などなど、実に多彩だ。この「祝祭的な混沌」が生み出すジャンル不明性こそは、ただ本研究室にのみ醸成可能な知的テンションであると自負するものである。
遺伝子の多様性が生命の安全装置として機能するように、我々は文化の多様性を保つことこそが、現代社会に対するある種のセーフティネットになるものと心から信じている。 文だの理だのといった狭隘な専門跼蹐の殻を打ち破り、百学連環の知の饗宴をとくと愉しんでいただきたい。
編集長 桑木野幸司