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[BOOKデータベースより]
牛肉輸出世界1位!?誘拐件数8万3000件!?ベジタリアン3億7200万人!?数字から浮かび上がる異形の大国。
第1章 巨象という虚像 この国のかたち―統計から見た大国(ダドリ・リンチ;カーストをめぐる対立;JNUが動くとき;ベジタリアン大国インド;インドとお酒;私のインド留学体験記)
[日販商品データベースより]第2章 アナザー・インドへ 政治経済の実像―統計から見た大国(ショッピングモールとキラナ;変わりゆくインドの恋愛;ススメ日本語教育!!違いを越えて;ジャイプール文学祭への誘い;ジュガール、インド人の問題解決法;インドのドタバタ出産劇)
第3章 忘れられた日本人 生きていくことの喜びと悲しみ―統計から見た大国(知られざる日印交流―グルチャラン・シンと伊東忠太の軌跡;インドの日本人強制収容所;日本で祀られるインドの神々;幸せの国ブータン)
第4章 文化交流の現場 都市化の光と影―統計から見た大国(インドでの文化交流事業と日印の懸け橋;文化交流から考える防災;美しいインド 前編;美しいインド 後編)
タブーに注意せよ!
本書は、巨大国家の実像を数字と生活から探る試みである。
例えば、インドでは「牛肉はタブー」だと思っている者は多い。2015年に起きたダドリ・リンチ事件でこうした印象はさらに強まった。この事件は、ムスリム一家が牛を殺して食べ、その肉を保存しているという噂が流れ、それを聞いたヒンドゥー教徒群衆がその家に押し入り、集団リンチの末に一家を死傷した事件である。
ただ、数字はまた別のことを語っている。実はインドはブラジル、アメリカ、オーストラリアと並ぶ牛肉輸出大国なのだ。
ヒンドゥー教において牛は神聖とされ、近代インド最大の分水嶺となったシパーヒーの反乱(1857年)もこの問題から起きたと言えるが、インドを考える場合、歴史から理解しようとするとかえって誤ることが多い。
こうして数字にこだわってインドを眺めてみると、これまでの印象が実態と大きく異なることが随所で分かってくる。これが従来のインド論にはない本書の最大の特長といえる。
本書のもうひとつの魅力は、著者が国際交流基金で「文化交流」を担っていることだろう。その最前線では何が起きているのか? 言語をめぐる日中の争奪戦など今までにない奥行の入門書!