- 工場日記
-
JOURNAL D’USINE
みすず書房
シモーヌ・ヴェイユ 冨原眞弓 佐藤紀子(フランス哲学)- 価格
- 4,620円(本体4,200円+税)
- 発行年月
- 2019年07月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784622088172
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[BOOKデータベースより]
日々遭遇する苛酷な現実の中に生まれる思考と感情の跡をあまさず書き留めた精緻な記録に、工場の作業、機械や道具の仕組みについての校閲を加えた決定版。
工場日記
[日販商品データベースより]断片
1934年冬から翌年の夏まで、二度の失職と求職活動を挟みながら、25歳のヴェイユはアルストン、ルノーなど三つの工場で働いた。労働と労働者をつなぐ諸関係を深く知り、労働のうちに存する不幸と自由、尊厳の問題を考え抜くには、みずから女工の生活に飛び込む以外にない――赴任先のフランス中部のリセで教壇に立ちながら、週末ごとに炭坑夫や革命的労働組合主義者たちと交わるなかで選びとった結論だった。
生命を根こぎにする工場の苛酷な労働の中に、全宇宙の実在性を身体で実感する日々。それ以前にかたちづくられた思考に現実世界のなかで確かな足場が与えられてゆく。機械と人間、労働と労働者、技術と文明…「死ぬまで消えない奴隷の刻印」と引き替えにのこされた、稀有な記録。