[BOOKデータベースより]
深い夜の山道にあらわれたあやかしの火の物語。あらわれた魑魅魍魎に兄弟は…!?妖しさに迫る飯野和好の世界。
[日販商品データベースより]昔から、人は山に入ると、よくあやしいものに出会ったという…。旅の途中の兄弟が、夜の山街道で出会ったあやかしの火の物語。幼い頃から、囲炉裏や竈の火に親しみ、山仕事をしてきた飯野和好が、火をあやしく描く。
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“昔から人は、山に入るとよくあやしいものに出会ったという”京の都から丹後へと向かう山街道。夜もふけたその道を、直四郎と小四郎の兄弟は歩いていました。「あ、兄上、あれを!」小四郎が見つけたのは、夜の空よりもなお黒々とそびえる山影に、ポツンとひとつ、ともった明かり。ふたりが火のあった場所についてみると、なにやら、あわてて立ち去った形跡が……。あやしみながらも、ふたりはそこで休んでいくことにしました。「ああ、明るい! あたたかい! 兄上、ほっとしますね」「うん、火はよいものだな」もしも、そのあとに襲い来る恐怖をふたりが知っていたなら、「火はよいもの」だなんて、とても口にはできなかったでしょう。そう、闇の中から忍び寄る、世にも恐ろしい“あやかし”の姿を知っていたなら——作者は、「ねぎぼうずのあさたろう」シリーズ(福音館書店)や『おならうた』(谷川俊太郎・原詩、絵本館)などでおなじみ、人気絵本作家の飯野和好さん。飯野さんが今回描いたのは、日本に伝わる原初的な恐怖譚——「山の怪異」です。兄弟に忍び寄る「あやかし」のビジュアルをどうお伝えしたらいいものか……怖さもさることながら、圧倒され、見とれてしまうような凄みがあります。ここではせめてその雰囲気だけでも伝えるために、作中で「あやかし」が発する不気味な「音」を紹介しましょう。「パサリッ、パサリッ」「ぬいーっ! ギッギッピィーッ」「んむんむわむわむー」食いしんぼうで奔放な雰囲気の小四郎と、いかにも面倒見の良い兄といった直四郎。彼ら兄弟の仲の良い掛け合いがほほえましい一方で、だからこそ、おぞましく混沌とした「あやかし」の登場には、いっそうぎょっとさせられるものがあります。みどころは、物語の序盤と終盤で描かれる火の印象の差!行く道の先に仰ぎ見た火と、来た道をふりかえって見た火が、まったく違って見えることにきっとゾクリとさせられるはず……。どうぞ、とりかえしのつかない場所へと迷い込んでいくような不安を、お楽しみください。
(小説家 堀井拓馬)
京都から丹後への山の中
妖怪の火の物語
飯野和さんの絵の怪しさが ますます 恐ろしい 妖怪に乗り移るようです
山の中の 妖怪たちに出会った 兄弟
山の中で火を見つけ たき火をしていたのですが・・・・
山の中の妖怪たちに襲われて・・・・ ハタと我に返る二人の姿
怖いです!
こんな経験がありませんが・・・・ 妖怪とは怖いですねー(にぎりすしさん 60代・京都府 )
【情報提供・絵本ナビ】