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[BOOKデータベースより]
宗教と戦争は、人の生死に関わる。戦争は人間にとって限界状況として立ち現れる事態である。多くの宗教では殺生に対する戒律を有し、相互に殺害し合う事態をもたらす戦争を「悪」と捉えて、平和を好むと考えられてきた。しかし他方で、宗教や信仰者は戦う主体でもあった。宗教が戦争の道義性を担保して「正戦」として後押ししたり、さらには宗教的世界観、教義から戦いそのものを「聖戦」として積極的に推進することもある。近代戦で宗教が担ってきた役割とは。信仰と暴力の関係に迫る。
特集 宗教からみる戦争第1部 宗教からみる日本の近代戦(「宗教からみる戦争」特集企画について;近代日本の戦争と天皇の神聖化;「皇道仏教」の形成;“聖戦”と網状の実践系―金属品献納運動の宗教学;ビルマの独立と仏舎利奉遷―桜井兵五郎が構想した大東亜寺;無教会キリスト者の「戦争」―矢内原事件と塚本虎二の逡巡)
[日販商品データベースより]特集 宗教からみる戦争第2部 旧ユーゴ戦と宗教(戦後ボスニア・ヘルツェゴビナにおける宗教の役割;ボスニア・ヘルツェゴヴィナのムスリムの集団的アイデンティティーについて―レイス・ウル・ウラマー、チャウシェヴィチを例に;特別寄稿 戦争社会学とはなにかをめぐって;投稿論文 日中戦争開始前後の日本における周縁的男性像―灰田勝彦のカウボーイソング「いとしの黒馬よ」を例として;退役軍人としての女性―第一次世界大戦後アメリカにおける女性海外従軍連盟の組織化過程;書評論文 心を病んだ兵士に対する軍のまなざし―『戦争とトラウマ―不可視化された日本兵の戦争神経症』;「普遍主義」と「被爆者の声」をめぐって―『ヒロシマ・パラドクス―戦後日本の反核と人道意識』;被爆問題研究の「いま」、そしてこれから―『原爆の記憶を継承する実践―長崎の被爆遺構保存と平和活動の社会学的考察』;文献紹介 戦時性暴力の「モデル・ストーリー」を問う―『戦争と性暴力の比較史へ向けて』;「正体」か「構想」か―二つの「総力戦」像―『総力戦体制の正体』;今井昭彦による慰霊研究三部作について―『対外戦争戦没者の慰霊―敗戦までの展開』;テーマ別分野動向 戦後七〇年と「戦争の記憶」研究―集合的記憶論の使われ方の再検討;書評リプライ‐『「慰安婦」問題の言説空間』 ポジショナリティに意識的な議論へ向けて―書評への応答と書評会に対する雑感
宗教と戦争は、人の生死に関わる。
戦争は人間にとって限界状況として立ち現れる事態である。多くの宗教では殺生に対する戒律を有し、相互に殺害し合う事態をもたらす戦争を「悪」と捉えて、平和を好むと考えられてきた。
しかし他方で、宗教や信仰者は戦う主体でもあった。宗教が戦争の道義性を担保して「正戦」として後押ししたり、さらには宗教的世界観、教義から戦いそのものを「聖戦」として積極的に推進することもある。
近代戦で宗教が担ってきた役割とは。信仰と暴力の関係に迫る。