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[BOOKデータベースより]
敗戦、失恋、家族の葛藤…挫折と思えたものを逆転してこれたのは、天邪鬼とおめでたさがあってこそ。不安の時代を生き抜くヒントに富むベストセラー作家の自伝的エッセイ。
はじめに 頼れるものは「私」だけ
[日販商品データベースより]第1章 敗戦こそわが原点
第2章 軍人家族に生まれて
第3章 個の目覚め
第4章 NHK第三十五期
第5章 大失恋
第6章 時代の息吹きを身に浴びて
第7章 「家族」からの解放
第8章 転機はいつも突然に
第9章 ひとりでも大丈夫
「壮大なまわり道の中で研ぎ澄ました私の感性……頼れるものは、それしかない」
不安の時代を生き抜くヒントに富む、
ベストセラー作家の自伝的エッセイ
厳格な軍人家族に生まれた著者は、敗戦によってすべての価値観が根底から覆ってしまう。凛として「恥を知る」ことを説いた父が、戦後は見る影もなく落魄。そのくせ世の中が落ち着くと、徐々に昔の価値観に戻っていく……。そんな父と、暁子は確執を深める。家の中はぎくしゃくし、母とも心が通じなくなっていく。
また、結核を患ったせいで、幼い暁子は長期の入院を強いられた。外で遊ぶこともならず、彼女はおのずと自分自身に向き合うようになる。敗戦と結核、これが原点となった。
家族と離れて自由を謳歌した高校・大学時代。NHK入局後、野際陽子との出会いで悟った「私は私」という境地。そして、ある音楽家の男性との運命的な出会いと大失恋。さらに、パートナーを得た後にも暁子に影を落とす父と母の存在……。
波瀾万丈の来し方を振り返りながら、著者はあるヒントを投げかける。
「天邪鬼」であること。そして「おめでたさ」を失わないことの大切さ。挫折と思えたものを逆転してこられたのは、天邪鬼とおめでたさがあったからこそ。
自分で考え、反骨を忘れない。自分で食べる。自分で決める……その大原則さえ守っていれば、人は自由に生きることができる。
切れ味鋭く、かつ滋味深い著者の言葉は、不透明な時代を生き抜くための力を与えてくれる。