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- インフラグラム
-
映像文明の新世紀
講談社選書メチエ 702
- 価格
- 1,870円(本体1,700円+税)
- 発行年月
- 2019年05月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784065162170
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[BOOKデータベースより]
写真の誕生から一八〇年。「光による描画」の技術は、スマートフォンから人工衛星、地図、医療、娯楽から政治、軍事、戦争まで、情報社会を動かすインフラとなった。視線は労働し、“わたし”はデータ上に増殖している。映像は、監視社会を強化するいっぽうで、他者が生きた時間を再起させる。わたしたちの現在を、生と死を、そして自由とは何かを考える、眼差しの歴史。
01 神経エコノミーの誕生
[日販商品データベースより]02 インフラグラムの時代
03 軍事の映像人類学
04 空の眼
05 記憶の身体
2019年7月6日「日経新聞」書評/武田徹さん「写真・映像は情報文化の基盤」
2019年7月6日「北国新聞」他書評/鷲田めるろさん「像で論じる情報化社会」
2019年5月18日「毎日新聞」記事/「SNSによる激変 その先を問う」
2019年11月10日「読売新聞」編集手帳
『美術手帖』10月号 書評
*
映像は現代社会の生活基盤(インフラ)である。これを「インフラグラム」と呼ぼう。
通信は5G時代に突入し、軍事からコミュニケーションまで、インフラグラムはますます、情報社会の根幹をなしている。
すべてが可視化されているようなこの映像文明において、
わたしたちは何を見て、何に見つめられ、何を見ていないのか――?
5G時代の映像論を、眼差しの歴史として考える。
*
写真の誕生から180年。
「光による描画」の技術は、スマートフォンから人工衛星、
地図、医療、娯楽から政治、軍事、戦争まで、
情報社会を動かすインフラとなった。
視線は労働し、〈わたし〉はデータ上に増殖している。
こうして映像は、監視社会を強化するいっぽうで、
他者が生きた時間を再起させる記憶の装置でもある。
わたしたちの現在を、生と死を、そして自由とは何かを考える、
〈眼差しの歴史〉。
〈目次〉
01 神経エコノミーの誕生
02 インフラグラムの時代
03 軍事の映像人類学
04 空の眼
05 記憶の身体