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[BOOKデータベースより]
マルクスによって記述された「アジア的生産様式」をめぐる論争は、古代から近現代にいたる日本「特有」の性質の究明を目的としておこなわれてきた。この論争を緒として、歴史家石母田正と京大日本史学のかかわりを中心に戦後歴史学の軌跡をたどり、時代区分なき政治史、形骸化した実証史学といった現在の歴史学への反省のうえに、マルクス主義歴史学の可能性を問いなおす。
第1部 石母田正と戦後マルクス主義史学―アジア的生産様式論争を中心に(生い立ちから静岡大学史学専攻設立まで;京都大学大学院時代;『資本制生産に先行する諸形態』と京大国史学;『諸形態』と石母田正の『日本の古代国家』;石母田史学とは何か)
[日販商品データベースより]第2部 内在化する「アジア」という眼差し―アジア的生産様式論争と石母田正(方法論的アプローチ―他者の眼差しと主体化過程;知識人と大衆という問題設定―福本イズムから転向問題へ;停滞論から特殊性論へ―『日本歴史教程』から『中世的世界の形成』へ;石母田正と第三次歴史教程グループ―三木清の遺産;石母田正のアジア的古代論―世界史の基本法則と歴史の余白;挫折の経験―安良城盛昭と石母田正;東アジア論への展開―石田田正『日本の古代国家』)
石母田史学とは何であったのか。
マルクスによって記述された「アジア的生産様式」をめぐる論争は、古代から近現代にいたる日本「特有」の性質の究明を目的としておこなわれてきた。この論争を緒として歴史家石母田正と京大日本史学のかかわりを中心に戦後歴史学の軌跡をたどり、時代区分なき政治史、形骸化した実証史学といった現在の歴史学への反省のうえに、マルクス主義歴史学の可能性を問いなおす。