砂澤ビッキ風を彫った彫刻家

作品と素描

マール社
札幌芸術の森美術館　

• 価格: 2,750円（本体2,500円＋税）
• 発行年月: 2019年04月
• 判型: Ｂ５
• ISBN: 9784837306825

内容情報

[BOOKデータベースより]

第１章　四つの風（砂澤ビッキ『四つの風』をめぐって；『四つの風』の保全とカメラシステムの導入―自然と交感し、思索する；『四つの風』の四季）
第２章　砂澤ビッキ、風を彫る（風と樹々のミメーシス；音威子府への移住―大自然のただなかで彫る）
第３章　作品でたどる彫刻家の生涯（砂澤ビッキの生涯；ＡＮＩＭＡＬとＴＥＮＴＡＣＬＥ；ビッキと工芸、ビッキ文様　ほか）
資料編　砂澤ビッキの痕跡をたどる

[日販商品データベースより]

北海道を代表する彫刻家・砂澤ビッキ（1931〜1989）。
旭川に生まれ、60〜70年代に札幌と鎌倉で意欲的に制作・発表を続けた後、北海道北端にある音威子府へ移住。小学校を改築したアトリエで木彫による大作「風」シリーズを生み出しました。
本書は、砂澤ビッキ没後30年を記念して開催される札幌美術展の図録であると同時に、主な彫刻と、木彫の概念にとどまらない作品群を掲載した作品集です。
本書では、「風」をテーマにした晩年の大作を、制作を象徴するものとして大きく取り扱い、「風」に至るまでの様々な制作を、彫刻に限らず絵画や素描にも光をあてながらたどります。基本的な情報は網羅するようにし、作品は彼が手がけた様々なテーマをおおまかに分類して、解説を付しました。