いじめ

１０歳からの「法の人」への旅立ち
思春期のこころと身体Ｑ＆Ａ　２

ミネルヴァ書房
村瀬学　

• 価格: 2,420円（本体2,200円＋税）
• 発行年月: 2019年04月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784623082544

内容情報

[BOOKデータベースより]

序章　「法の人」とは
第１章　「いじめ」とは―「いたずら」や「ふざけ」との違い
第２章　１０歳からの旅立ち―「法の人」となる
第３章　「先生の力」とは何か―「法の人」を育てる
第４章　「葬式ごっこ」―中野富士見中いじめ自殺事件を考える
第５章　「ＮＥＸＴ」―「佐世保小六女児同級生殺害事件」を考える
第６章　いじめへの対策―「二分の一成人式パスポート」
第７章　１０歳からの「法」―「少年法」との関わりについて
第８章　学校と警察との関係はどう考えるのか―「連携」の本当の意味
第９章　いじめと少年法と警察と―「子どもの権利条約」
第１０章　「いじめ論」―本を読む、深くふかく読む
終章　思想としてのいじめ

[日販商品データベースより]

本書では、10歳から「法の人」になるための「クラス運営」を提示し、それがなされずに起こった悲惨な二つの“事件”を検証する。子どもたちは10歳を過ぎると、自分たちで「グループ」を作り「グループの掟」を作る。教師の「見えないところ」で「違反者」を見付け、「裁く」ことを始める。「私設の裁き」である。こういう事態を招かないために、教師が、教室を「公の場」として成立させるためには何をするべきかを提案してゆく。