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[BOOKデータベースより]
人数の多いほうが有利だとは限らない?民意を大切にすべきなのはなぜ?本書では、ゲームや実験を実際にやってみることで、政治学の面白さ、深さを味わうことができます。自分で考えるのはもちろん、仲間と一緒に考えることも、筆者の考察から学ぶこともできる、体験的入門書!
第1部 社会と政治(日常に政治をみつけることができるか?―市民生活と利益団体;だれが公共財を提供すべきか?―政府・市場・ガバナンス;メディアは市民に影響を与えるのか?―メディアの役割と影響力)
[日販商品データベースより]第2部 価値と政治(民意はなぜ尊重されるべきか?―民主主義の価値;多様性はどのように受け入れられるか?―リベラリズム、寛容、多文化主義;ジェンダー平等をいかに実現するか?―政治参加とポジティヴ・アクション)
第3部 制度と政治(だれが、なぜ、政治に参加するのか?―投票行動と政治参加;民主主義にはどのような制度があるのか?―執政府‐立法府関係と一票の格差;国を治めるのはだれか?;どこまでが地方の領分か?―地方自治と分権改革)
第4部 世界と政治(現代世界はどのようなものか?―現代国際政治史;戦争はなぜ生じるのか?―主権国家体制と安全保障;なぜFTA/EPAを進めるのか?―自由貿易の推進と反発;地球環境を守る政治はいかにして可能か?―気候変動をめぐる取り組みを事例に)
さまざまな立場や意見を学び、思考を深めよう!
□ゲームを通じて、政治学を体験的に学ぶ
□仲間と議論して、多様な考え方を理解する
□日常に政治を見出し、問題を発見する
□ワークシートで、論点や意見を整理する
人数の多いほうが有利だとは限らない? 民意を大切にすべきなのはなぜ?
選挙・メディアなど身近な話題から貿易・環境など地球規模の課題まで、政治の営みをゲームやディベート、ディスカッションを通じて体験的に学べる入門書。
――はじめにより
この本でワークを用いる理由は2 つあります。1つは、アカデミック・スキルズを実際に使うための場所を提供するためです。多くの大学では現在、初年次教育を充実させています。「一年生ゼミ」や「基礎ゼミ」といった科目で、ノートの取り方、資料の集め方、議論の組み立て方などを学んだ学生もいるでしょう。……しかし、それを実践できるような専門分野の基礎科目や教養科目は、まだ少ないのが実情です。……そこで、アカデミック・スキルズを実際に試す場としてワークを導入しました。教室内では、講義を聴くだけでなく、受講生どうしで議論をしたりしてもらうことになります。
もう1 つの理由は、先ほど述べた政治学という学問と関係します。この社会には多くの人がいますが、誰一人として同じ人はいませんし、考え方も多様です。他の学生と話しあいをしてみると、自分とはまったく異なる考えがあることに気がつくと思います。高校以上に大学では、全国各地、さらには海外からも学生が入学してきています。これまでの自分の考え方と大きく異なる意見を知り、それについて考えることで、より大きな視点で、「価値の権威的配分」について検討できると思います。そして論理的に議論する訓練にもなるはずです。このような理由から、学生どうしで交流する場を提供するために、ワークを導入しました。