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[BOOKデータベースより]
序章 巴金の生涯と作品―永遠の理想主義者(成都時代;上海・南京時代 ほか)
[日販商品データベースより]第1章 アナキズムと文学の往復(巴金とエマ・ゴールドマン―一九二〇年代国民革命におけるアナキズム;サッコ=ヴァンゼッティ事件及び小説『滅亡』 ほか)
第2章 小説論(巴金の小説の変化について;巴金批判と林憾盧 ほか)
第3章 日本経験(巴金の日本滞在に関する記録(横浜時代);日中のすれ違う眼差し―芹沢光治良、ジャック・ルクリュを起点として ほか)
第4章 評論(巴金と上海;中国知識人のカンバセーション・ピース―『家書―巴金蕭珊書信集』 ほか)
二〇世紀中国を代表する作家の一人であった巴金(1904-2005)が若いころから先鋭なアナキストであったことはあまり知られていない。
本書は巴金をアナキズムと文学という視点から考えようとするものである。その底流には、巴金と深い交流のあったアナキスト劉忠士のことば「黒暗之光」(暗闇の光)の精神を共有したいとの意がある。巴金や劉忠士が生きた時代は、理想の実現を目指す実践が繰り返し何度も挫折する暗い時代であったが、それは国家、民族、宗教、階級、性別などがもたらす抑圧と戦争が絶えない二一世紀の今日でも同じである。外の闇は内の闇に通じると考えて暗い時代を生き抜いた巴金や劉忠士から学びたい。