神学と神話

ドイツ文化誌の視座から

現代書館
河崎靖　

• 価格: 3,300円（本体3,000円＋税）
• 発行年月: 2019年03月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784768458587

内容情報

[BOOKデータベースより]

キリスト教思想はいかに伝えられ、なぜヨーロッパ文化の基層となり得たのか？第二次世界大戦下のドイツでキリスト者はいかに生き、信仰と向き合ったのか？言語学者が宗教者たちのテクストを解読し、その文化誌的特徴を浮き彫りにする。

第１部　神学の歴史　キリスト教神学の成立史―異教の文化圏への伝播の歴史（キリスト教の諸問題―『旧約聖書』をどう読むか；『聖書』が生まれた背景；文化としての『聖書』―キリスト教の伝播）
第２部　現代の神学　文化誌としての神学―聖書・信仰・戦争（ルター―『聖書』を軸に；ニーメラー―権力に対峙する牧師；ボンヘッファー―ナチスに立ち向かう；ガレン神父―カトリックの立場から；カール・バルト―「告白教会」の支柱）
第３部　神学と神話　神話の世界―異教文化圏におけるキリスト教（ゲルマン神話の本質；比較神話学；日本神話（出雲神話を中心に）；世界の神話）

[日販商品データベースより]

西ゲルマン語（英独語）の文献を軸とした比較神話解説。古代ローマ時代から現代まで続くキリスト教は人類にどのような思想的課題と可能性をもたらしたのか？　キリスト教文献や神学者たちの言葉を原文から詳解し、古代からナチス時代にわたる宗教の役割と課題を明らかにする。