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[BOOKデータベースより]
本書はフーコーの哲学思想に関する環境構築論のコンテキスト中の出来事化された解読である。著者はテキストの生産時系列を手掛かりとして、初期フーコーの『言葉と物』と『知の考古学』、中期フーコーの『監視と処罰』と『コレージュ・ド・フランス講義』などのテキストや講座中の主要言説をそれぞれ分析し、ここから、フーコーの学術思想中の当初の方法論の断絶式的転換の歴史過程を再構成し、「秩序構築」、「フォーマティング」、「言説的出来事」、「格子」、「装置」、「内政」など異質言語への翻訳環境の中で失われた重要な概念を再現させることにより、フーコーの中・後期の現代資本主義の隠れた支配技術と生の政治学への深い批判を明らかにした。
序論:フーコー自身にフーコーを語らせる
第1篇 エピステーメー文化形式構築における言葉の物に対する歴史的刻印―青年フーコーの『言葉と物』の歴史的秩序構築の言説(暴力的な秩序構築―客体への存在論的命名;相似から表象へ―大文字の秩序構築 ほか)
第2篇 言説フォーマティング転換中の系譜―青年フーコーの『知の考古学』中の方法論的言説(非連続性―総体性と目的論に反対する新しい歴史観;フォーマティング―エピステーメーから言説的出来事の場への転変 ほか)
第3篇 自己拘束性の規律・訓練社会―『監獄の誕生』の中の権力哲学の言説(政治的肉体のコントロール―知‐権力存在の反応メカニズム登場の魂;規律の遵守―資本主義の自己拘束性の規律―訓練社会構築の秘密 ほか)
第4篇 装置に支配される生―外部的強制からミクロ権力の身体中の展開に到る転換―フーコーの生政治の言説(ブルジョア的市民社会における新しいタイプの権力装置;生政治と近代の権力統治術 ほか)