
- 在庫状況:出版社よりお取り寄せ(1週間程度で出荷)
- 子実体日記
-
だれのすみかでもない
思潮社
彦坂美喜子
- 価格
- 2,860円(本体2,600円+税)
- 発行年月
- 2019年02月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784783736240

この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
-
春日井建論
-
彦坂美喜子
価格:2,750円(本体2,500円+税)
【2024年06月発売】
ユーザーレビュー
この商品に寄せられたカスタマーレビューはまだありません。
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。

[BOOKデータベースより]
アナーキーでどこまでも逸脱していく異質な声たち。詩と歌の解体/生成へ、詩形をめぐる新たな挑戦、30篇。
つれてゆきたい
[日販商品データベースより]壊れ始めて
身体は途中から折れ
冬枯れのバラ園
掟のように…
夜になると
ギガントキプリス・アガッシィ
透明なゼラチン質
みずに触れると
歯の生えた舌〔ほか〕
無性生殖ばかりのわれら
何世代も同じ菌糸体を養い育てています。が、
だろだっでにだなならと毎日変態くりかえし
くりかえし高等菌類ゆめ見る明日
「短歌のリズムを遠い反響のように意識し、時に活用しながら、その切断と連続性の線上から、とてつもなく逸脱する母胎として、〈子実体〉という、摩訶不思議なことばの自働繁殖機を発見してしまった」(北川透)、
「そのラジカリズムに畏怖すら感じざるをえない。今はその混沌をこそ凝視すべきであろう。心ある読み手にどのように受けとめられていくか。固唾を飲んで見守るばかりだ。」(倉橋健一)。
アナーキーでどこまでも逸脱していく異質な声たち。詩と歌の解体/生成へ、詩形をめぐるあらたな挑戦、30篇。装幀=林昭太