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[BOOKデータベースより]
ソ連の傀儡、追従者から、面従腹背の市民、労働者まで、肉声が蘇る。「東ベルリン暴動」から「ハンガリー革命」まで、テーマごとに縦横に活写。ピュリツァー賞受賞の歴史家が、最新研究に基づいて、「スターリン主義」の真相を暴く!
第2部 スターリン主義絶頂期(反動的敵対者;内なる敵対者;ホモ・ソヴィエティクス;社会主義リアリズム;理想都市;不承不承の協力者;受動的反対派;革命)
[日販商品データベースより]鉄のカーテン 東欧の壊滅1944─56(上・下)
冷戦終結30年にして明かされる「全体主義」の実態
本書は、第二次世界大戦の終結から、スターリンの死、ハンガリー革命に至るまでの時代に、ソ連がいかに東欧諸国(主に東独、ポーランド、ハンガリー)を勢力下に収め、支配していったのか、そして各国がいかに受容し、忌避し、抵抗していったのか、その実態をテーマ毎に論じた力作だ。それぞれ多様な国情、特殊性を掘り下げることによって、ソ連支配の方法と各国の抵抗の姿がまざまざと見えてくる。
政治指導者を中心とした大きな物語だけにとどまらず、各国の当局や市民、労働者の本音にも目を配り、「鳥の眼・虫の眼」で対象を捉えている。支配と被支配、体制と反体制の二元論ではなく、「面従腹背」の構造にも着目し、したたかで、人間臭い側面も興味深い。
本書は、著者が『グラーグ ソ連集中収容所の歴史』(ピュリツァー賞受賞)で示した問題意識を東欧に移し、その「全体主義」の実態を暴いた現代史だ。その一方で、ポスト冷戦期を支えた価値観が揺らいでいる現在にあって、「警鐘」としても受け止められるものだ。全米図書賞最終候補作品。アントニー・ビーヴァー推薦。口絵写真多数収録。