- 創造された「故郷」
-
ケーニヒスベルクからカリーニングラードへ
- 価格
- 3,960円(本体3,600円+税)
- 発行年月
- 2019年02月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784000237383
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[BOOKデータベースより]
第2次世界大戦の結果、東プロイセンのドイツ人は追放され、ソ連各地から来た移住者が新しい都市を建設することになった。廃墟のなかに「外国の息吹」を感じ、街の歴史に関心を抱く人びと。しかし、1945年以前の歴史を問うことは許されない。過去を抹消しようとする権力と、「わが故郷」への愛着を育みはじめた人びとの相克。冷戦終結後、開放された街にドイツ人たちが到来し、新旧の住人たちが出会うことになる―。
第1部 ケーニヒスベルクの時代(ピョートル大帝からロシア革命まで;ロシア革命から第二次世界大戦まで)
[日販商品データベースより]第2部 カリーニングラード州の成立(第二種立入禁止地区;残留ドイツ人;ソヴィエトの移住者たち―カリーニングラード州への大規模移住;スターリンのカリーニングラード州建設計画)
第3部 スターリニズム末期のカリーニングラード(新たな都市 新たな生活―移住者たちの日常生活;戦後カリーニングラード州農村の日常生活;ドイツ人のドイツへの強制移住;戦後、スターリン期における「プロイセン的精神の追放」のための闘い)
第4部 ポスト・スターリン期のカリーニングラード(ポスト・スターリン期の記憶政治;ペレストロイカとその後―カリーニングラードの開放)
結語 遺産はいかに扱われたのか―結論に代えて
第二次世界大戦の結果、東プロイセンとケーニヒスベルクはソ連に移譲され、カリーニングラードと改名された。ソ連は戦利品としての空間をどのように「わが国の領土」として創造したのか。その中で、普通の人びとの経験とはどのようなものだったのか。戦争で住民が総入れ替えとなった地域の稀有な歴史を、政策者と住民のダイナミズムを通して描く。ロシアを渉猟して集めた資料と、貴重なオーラル・ヒストリーの記録を駆使した労作。