- 「罪と罰」の受容と「立憲主義」の危機
-
北村透谷から島崎藤村へ
- 価格
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発行年月
- 2019年02月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784865200317
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[BOOKデータベースより]
青春時代に「憲法」を獲得した明治の文学者たちの視点で、「憲法」のない帝政ロシアで書かれ、権力と自由の問題に肉薄していた『罪と罰』の現代的な意義に迫る。
第1章 「古代復帰の夢想」と「維新」という幻想―『夜明け前』を読み直す
[日販商品データベースより]第2章 一九世紀のグローバリズムと日露の近代化―ドストエフスキーと徳富蘇峰
第3章 透谷の『罪と罰』観と明治の「史観」論争―徳富蘇峰の影
第4章 明治の『文学界』と『罪と罰』の受容の深化
第5章 『罪と罰』で『破戒』を読み解く―差別と「良心」の考察
第6章 『罪と罰』の新解釈とよみがえる「神国思想」―徳富蘇峰から小林秀雄へ
青春時代に「憲法」を獲得した明治の文学者たちの視点で、「憲法」のない帝政ロシアで書かれながら、権力と自由の問題に肉薄していた『罪と罰』を読み解き、島崎藤村の『破戒』や『夜明け前』との関連に迫る。さらに、「教育勅語」渙発後の北村透谷たちの『文学界』と徳富蘇峰の『国民の友』との激しい論争などをとおして「立憲主義」が崩壊する過程を考察し、蘇峰の英雄観を受け継いだ小林秀雄の『罪と罰』論の危険性を明らかにする。