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法蔵館 狩野直禎 杉村邦彦 寺尾敏江
点
狩野君山(直喜)が阿藤伯海にあてた書簡一七五通(未公開)を君山の嫡孫直禎氏の注釈を附して一挙公開。
狩野君山略伝狩野君山年譜阿藤伯海略伝阿藤伯海年譜祖父狩野君山と阿藤伯海先生狩野君山が阿藤伯海に与えた尺牘百七十五通との邂逅狩野君山の人と書狩野君山遺墨図版図版釈文狩野君山の阿藤伯海あて尺牘集 翻刻・注釈附録『東光』第五号「狩野直喜先生永逝記念」(弘文堂、昭和23年)影印
中国学を牽引した狩野君山(直喜)が漢詩人の阿藤伯海にあてた175通の未公開書簡を、君山の嫡孫狩野直禎氏の注を付して翻刻紹介。文化人交流の一端をうかがう貴重な資料。書簡の年代は、大正14年(1925)〜昭和22年(1947)にわたるおよそ23年間。すなわち君山の京都帝国大学退官前の57歳から逝去する80歳までの様子を伝える。(年齢は数え年。)注釈者は狩野君山の嫡孫にして、阿藤伯海より素読を受けた、狩野直禎氏(2017年2月逝去)。「狩野君山遺墨図版」には、蒐集された78点の君山の墨蹟作品の図版を収録。また附録として、狩野君山研究の貴重資料である『東光』第五巻「狩野直喜先生永逝記念」号を影印掲載。?狩野君山(直喜。1868〜1947)京都帝国大学教授として、内藤湖南・桑原隲蔵らとともに京都を中心に中国に関する学問、いわゆる中国学を牽引した。とくに中国哲学・中国文学を講じ、門下からは小島祐馬・吉川幸次郎等のその後の学界をリードしたすぐれた学者が輩出した。?阿藤伯海(1894〜1963)東京帝国大学にて岩元禎に西洋哲学を学び、上田敏に私淑。京都帝国大学大学院に入り狩野君山に中国文学を学んだ。駒澤大学や第一高等学校で漢文を教え、また多くの漢詩を残した。高潔かつ時流に超然とした人柄から、多くの一高生の敬慕の的となったという。漢詩壇の第一人者・土屋竹雨は「現代日本の代表的漢詩人」と評し、また一高で伯海に学んだ清岡卓行(芥川賞作家)は伯海を主人公に『詩禮傳家』を著わした。「阿藤伯海略伝」「阿藤伯海年譜」は、岡山大学名誉教授・廣常人世氏より特別に御寄稿いただいた。-------------------------------------伯海は夏季休暇・冬季休暇、或いは学年末には必ず帰郷した。そしてその往復の途次、途中下車して京都の君山の許を訪れた。君山は休暇の日が近づくと、数日内には伯海に会えるものと楽しみにしていた。時にはその思いを書簡に認めたりもしているし、伯海にしても時には岡山に或いは東京に直行する場合もある。その時の落胆の様子を認めた書簡も見える。そうした時には風邪でも引いたのではないかと心配した便りもある。これこそまさに師弟愛の権化とでもいうべきであろう。(狩野直禎)(本文より)-------------------------------------
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[BOOKデータベースより]
狩野君山(直喜)が阿藤伯海にあてた書簡一七五通(未公開)を君山の嫡孫直禎氏の注釈を附して一挙公開。
狩野君山略伝
[日販商品データベースより]狩野君山年譜
阿藤伯海略伝
阿藤伯海年譜
祖父狩野君山と阿藤伯海先生
狩野君山が阿藤伯海に与えた尺牘百七十五通との邂逅
狩野君山の人と書
狩野君山遺墨図版
図版釈文
狩野君山の阿藤伯海あて尺牘集 翻刻・注釈
附録『東光』第五号「狩野直喜先生永逝記念」(弘文堂、昭和23年)影印
中国学を牽引した狩野君山(直喜)が漢詩人の阿藤伯海にあてた175通の未公開書簡を、君山の嫡孫狩野直禎氏の注を付して翻刻紹介。文化人交流の一端をうかがう貴重な資料。
書簡の年代は、大正14年(1925)〜昭和22年(1947)にわたるおよそ23年間。すなわち君山の京都帝国大学退官前の57歳から逝去する80歳までの様子を伝える。(年齢は数え年。)
注釈者は狩野君山の嫡孫にして、阿藤伯海より素読を受けた、狩野直禎氏(2017年2月逝去)。
「狩野君山遺墨図版」には、蒐集された78点の君山の墨蹟作品の図版を収録。
また附録として、狩野君山研究の貴重資料である『東光』第五巻「狩野直喜先生永逝記念」号を影印掲載。
?狩野君山(直喜。1868〜1947)
京都帝国大学教授として、内藤湖南・桑原隲蔵らとともに京都を中心に中国に関する学問、いわゆる中国学を牽引した。とくに中国哲学・中国文学を講じ、門下からは小島祐馬・吉川幸次郎等のその後の学界をリードしたすぐれた学者が輩出した。
?阿藤伯海(1894〜1963)
東京帝国大学にて岩元禎に西洋哲学を学び、上田敏に私淑。京都帝国大学大学院に入り狩野君山に中国文学を学んだ。駒澤大学や第一高等学校で漢文を教え、また多くの漢詩を残した。高潔かつ時流に超然とした人柄から、多くの一高生の敬慕の的となったという。漢詩壇の第一人者・土屋竹雨は「現代日本の代表的漢詩人」と評し、また一高で伯海に学んだ清岡卓行(芥川賞作家)は伯海を主人公に『詩禮傳家』を著わした。
「阿藤伯海略伝」「阿藤伯海年譜」は、岡山大学名誉教授・廣常人世氏より特別に御寄稿いただいた。
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伯海は夏季休暇・冬季休暇、或いは学年末には必ず帰郷した。そしてその往復の途次、途中下車して京都の君山の許を訪れた。君山は休暇の日が近づくと、数日内には伯海に会えるものと楽しみにしていた。時にはその思いを書簡に認めたりもしているし、伯海にしても時には岡山に或いは東京に直行する場合もある。その時の落胆の様子を認めた書簡も見える。そうした時には風邪でも引いたのではないかと心配した便りもある。これこそまさに師弟愛の権化とでもいうべきであろう。(狩野直禎)(本文より)
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